7月13日夜、北海道の知床半島で撮影された映像には、暗闇の中のっしのっしとカメラに近づく1頭のクマが映っていました。
カメラのレンズを気にしているように見えます。
撮影したのは羅臼町で漁師をしている桜井憲二さん。
近くの海岸にトドの死骸が上がり、食べられたような痕があったためカメラを設置したところ、大型のクマが映っていたといいます。
動画を撮影した桜井憲二さん:
重さでいうと300㎏近い。立っている状態で2メートルくらい。ヒグマとしたら大きい方。ばったり出くわしたら危険でしょうね。
クマは体長約2メートル、体重300kgほどあるヒグマで、このサイズのクマが人里に現れるのは以前はほとんどなかったといいます。
動画を撮影した桜井憲二さん:
人里に来るのは、はじき出された若いクマや力の弱いクマが主だった。ここ最近は(大きなクマも)増えた。
設置したカメラはクマにかぶりとかじられ、壊れてしまったそうです。
全国的に酷暑や猛暑となっているこの夏も各地に現れるクマ。
北海道・函館市では農作物が食い荒らされました。
畑は縦5メートル、横10メートルの範囲で荒らされ、クマの足跡やフンが残されていたということです。
被害に遭った農家は「まず怖いですね。一生懸命作ったものが被害に遭うのは憎たらしい」と話し、被害額は5万円から6万円ほどに上るということです。
クマの目撃情報は本州でも。
22日未明、岩手・盛岡市で撮影された映像を見ると、山の中のようにも見えますがクマが現れたのは中学校のすぐ近くのやぶで、多くの住宅がある市街地だということです。
猛暑の中でも各地に現れる猛暑グマ。
最高気温が連日35度を超えている栃木・佐野市では21日午後、登山をしていた75歳の男性がクマに襲われ顔にけがをしました。
市は登山道の入り口などに看板を設置するなどして注意を呼びかけています。
そうした中、山形県ではクマを追い払う新たな作戦を開始しました。
嫌な音を大音量で流して、クマを撃退するということです。
音は猟犬の鳴き声や銃の発砲音などを組み合わせたもの。
クマの目撃情報があった際、警察がこの音を鳴らしながら付近をパトロールするということです。
山形警察署・菅井幸子地域官:
クマに人の生活圏であることを知らせることで、市街地に出没するクマを減らし人身事故の防止につなげたい。
