130年の歴史がある八代市の老舗菓子店『彦一本舗』が6月末、惜しまれつつ店を閉じました。人気商品だった『彦一もなか』、その味を受け継ごうと熊本市の企業が手を挙げました。
【中原理菜アナウンサー】
「閉店当日の朝です。まだ開店前ですがたくさんの人が列を作っています」
八代市の『お菓子の彦一本舗』。
1896年 明治29年八代駅の売店として創業し、八代地方に伝わる民話『彦一とんち話』から生まれた『彦一もなか』はたっぷりのあんが詰まった地元の銘菓として
愛されてきました。
しかし、業績の低迷により6月末で廃業することに。
【お菓子の彦一本舗 田上麻美 店長】
「寂しい。すごく彦一本舗が大好きなので寂しい」
閉店当日の6月30日には『最後にあの味を食べたい』ともなかを求め、多くの人が訪れました。
【買い物客】
「名残惜しい。毎日これくらいにぎわうなら閉店しなくてよかったのに寂しくなる。
主人が好きだったので仏壇に供えようと思う」「小さいときからあったので思い出があり残念」「あんこがすごくおいしくて贔屓にしてきました。ずっと市民が育ててきたものが消えていくのは寂しい」
開店から1時間半でもなか500箱が売り切れこの日、最後の営業を終えました。
そして、7月1日新たな発表が。熊本市に本社を置く一休本舗が看板商品の『彦一もなか』の継承に手を挙げ引き継ぎに向けた協議を始めたということです。
長年親しまれた『彦一もなか』、その復活が待たれます。
