2日は九州で線状降水帯が発生し、猛烈な雨に見舞われました。

さらに台風9号が発生。
2日夜には台風10号も発生する可能性があり、再び「ダブル台風」となる見通しで警戒が必要です。

2日未明、線状降水帯が相次いで発生した九州北部。
バケツをひっくり返したような雨に見舞われた佐賀市では、雨で視界が真っ白にかすんでしまいました。

国道では冠水が発生し、車が水しぶきを上げて走っていました。

水浸しになったのは道路だけではありません。

武雄市のコンビニエンスストアの駐車場では、深いところはすねの位置まで水が浸水していました。

大分・由布市では土砂崩れが発生し、線路の土台が大きく崩れました。
当面の間、一部区間で運行を取りやめています。

猛烈な雨が降った長崎県では土砂崩れが発生し、住宅街に流れ込みました。

佐世保市大和町の道路下の土砂が高さ約15メートル、幅約20メートルにわたって崩れ住宅の敷地内に流入。
現場付近の道路は通行止めとなっています。

1時間で降った雨の量は長崎・西海市で84.5mm、熊本・南小国町で73.5mmなど非常に激しい雨が降りました。

この雨で、熊本・小国町を流れる筑後川では氾濫が発生。
一時、レベル5氾濫発生情報が発表されました。

この川の勢いで、道路にあるガードレールはぐにゃりと曲がってしまいました。

川沿いにある旅館では床上浸水の被害が出ていました。

葉隠館・権藤芳春さん:
怖いですね。自分たちは慣れているものの怖い。

客を招き入れる旅館の玄関は泥だらけになり、懸命に泥水をかき出す姿がありました。

さらに、旅館の中では畳も水につかってしまいました。

浸水があった当時、宿泊客はいなかったということです。

葉隠館・権藤芳春さん:
どんどん水があがってくるじゃないですか。やっぱり荷物があるので家内と2人で一生懸命(荷物を)あげるんですけど、高齢ですので腰が痛くてあまり動けないので、2人でできるだけ荷物をちょっと上にあげた。

小国町を流れる川も茶色い濁流となり、今にも氾濫しそうなほど水位は上昇していました。

すぐそばにある工場をのみ込もうとしています。

一方、大分・日田市を流れる三隈川も増水し、変わり果てた姿となっていました。

茶色く濁った雨水で増水した川は、約数メートルに及ぶ船着き場をのみ込んでいました。

雨の被害は関西でも。
滋賀・大津市では、住宅近くの道路沿いの斜面が約10メートルにわたって崩れ、道路をふさぎました。

これまでのところ、けが人は確認されていません。

各地で激しい雨をもたらしている梅雨前線。
関東では通勤・通学の時間帯に雨を降らせました。

傘をさして足早に駅へと向かう多くの人。
一方、傘をささずに駅に向かう子供の姿や、犬に雨が当たらないようにしっかりと傘で守る男性の姿がありました。

2日、新たに台風9号が発生。
今後の進路に警戒が必要となる中、神奈川・横浜市にあるランドマークタワーはかすんで見えなくなってしまいました。

東京・JR新橋駅前では、降り出した雨に傘をささずに仕事先へと急ぐ会社員らの姿が多くありました。

傘の代わりに着ていたジャケットを頭からかぶる、長野県から出張にやってきたという男性は「天気予報を見ずに来た。長野はそんなに雨降っていなかったので、こっちも大丈夫かなと思ったが結構降っている」と話していました。

たまらず仕事先までタクシーで行くことになりますが、多くの人がタクシーを利用しているためかなかなかつかまえることができません。

結局、タクシー乗り場の列に並ぶことに。
男性は、雨にぬれずにタクシーで仕事へと向かっていきました。

梅雨でジトジトした雨が降り続く東京。
あきる野市にある農園では、雨により野菜に異変が起きていました。

ひび割れたミニトマトは、このところの雨で土が水を吸いすぎてトマトが大きくなってしまい、実が破裂してしまったといいます。

一般社団法人東京地球農園・久保田武男さん:
露地だと対策のしようがない。屋根をかぶせるわけにもいかないので。大きい、いい実はついてるんだけども、日照がないとなかなか色が付かない。だからもうちょっとたつと色が付いて、おいしいミニトマトができると思います。

さらに、雨でぬれたキュウリの葉っぱが茶色に。
カビが生えたといいます。

農園の担当者は早く梅雨が明けることを願っています。

一般社団法人東京地球農園・久保田武男さん:
8月になったら、今度は暑さ対策ですね。あまりにも暑すぎるとキュウリなんかへばっちゃってならない。ミニトマトも数がぐんと減ります。影響は出ると思います。

雨が降るエリアは東に広がっていて、このあと帰宅時間帯にかけて局地的に激しい雨に注意が必要です。

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