北海道でヒグマの出没が相次ぐ中、夏休みや観光シーズンを前に、北海道を訪れる旅行者へ注意を呼びかける取り組みが始まります。

 北海道は、日本航空(JAL)、全日本空輸(ANA)、AIRDOの3社と連携し、7月1日から8月31日まで、機内や空港でヒグマへの注意を促すアナウンスを実施します。

 対象は、道内の空港に到着する航空機内や新千歳空港。観光や登山、キャンプなどで野山を訪れる機会が増える時期を迎え、ヒグマとの遭遇による人身事故を防ぐことが狙いです。

 この取り組みは、2022年度にJALがスタート。2024年度からANAとAIRDOも加わり、今年で5年目を迎えます。

 今年は道内各地でヒグマの目撃や出没情報が相次いでいて、北海道は旅行前や訪問先で最新の出没情報を確認するよう呼びかけています。また、野山ではできるだけ単独行動を避け、鈴や笛などで音を出しながら歩くなど、基本的な対策を徹底するよう求めています。

 JALは、新千歳、旭川、釧路、函館、女満別、帯広など道内10空港への到着便で機内アナウンスを実施します(一部路線は7月中旬または8月から開始)。

 ANAは、新千歳空港の手荷物受取場所でアナウンスを放送。

 AIRDOは、道外から北海道内の各空港へ到着する便で機内アナウンスを行います。

 北海道は、「ヒグマの生態を正しく理解し、適切な行動を取ることが人身事故防止には極めて重要」としていて、航空会社との連携を通じ、夏山シーズンの安全確保につなげたい考えです。


■空港各社の呼びかけアナウンス

 JAL「北海道は爽やかなグリーンシーズンを迎えています。ヒグマなどの野生動物との共存のため、ゴミを持ち帰るなどルールを守り雄大な自然をお楽しみください」

 ANA「現在、道内各地にヒグマの出没が多数報告されています。訪問先自治体などの、ヒグマの出没情報を確認し、野山に出かける際はできるだけ単独行動は避け、鈴や笛などで音を出しながら歩くなどの注意をお願いします」

 AIRDO「現在、道内各地でヒグマの出没が多数報告されています。野山では鈴や笛などで音を出し、早めに自分の存在を知らせるようにしてください」、「世界自然遺産知床をはじめ、オホーツク管内にはヒグマが多く生息しています。野山では鈴や笛などで音を出し、早めに自分の存在を知らせるようにしてください(女満別空港)」

北海道文化放送
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