福島県は、県産日本酒のさらなる品質向上に向け、新たな県オリジナルの酵母を開発する。
福島県によると、県産日本酒の知名度向上や販路拡大をはかるうえで品質の向上が重要であることや、県内の蔵元から新たな酵母開発の要望があったことから、県オリジナル酵母の開発を目指す。6月26日に開かれた福島県議会6月定例会で県民連合の佐久間俊男県議の代表質問に対する答弁で明らかにした。
県によると、新酵母開発事業は3年間で、2027年度には小規模な実証を行い、2028年度に県内の酒蔵の支援のもと本格的な仕込みを実施、順調にいけば2029年度に頒布を開始するという。
近年は消費者の嗜好が変化し、ワインに近いフルーティな香りが好まれているということで、リンゴやイチゴの香りに近く酸味を抑えた味になるような酵母を目指していくという。
県オリジナル酵母の開発は1991年度の「うつくしま夢酵母」、2008年度の「うつくしま煌酵母」以来で、県は「“第3の酵母”誕生を目指し、県産日本酒のブランド力をさらに高めていきたい」としている。
福島県は、日本酒のできばえを審査する全国新酒鑑評会で、2026年に20銘柄が金賞を受賞し、金賞受賞数で2年連続日本一に輝いている。
