活発な梅雨前線の影響で熊本県内は25日も未明から明け方にかけて、激しい雨が降りました。降り始めからの総雨量は多い所で400ミリを超えています。

昼過ぎからは小康状態となった所が多くなりましたが、26日の昼前にかけては激しい雨や非常に激しい雨が降り、再び大雨となる恐れがあります。

今週、九州付近に停滞中の梅雨前線。25日は前線上の低気圧が九州付近を通過し、県内は大気の状態が非常に不安定になりました。多良木町と山鹿市鹿北で激しい雨を観測しましたが、心配されていた線状降水帯の発生はありませんでした。

22日の降り始めから午後5時までの総雨量は、阿蘇市乙姫で430ミリ、山鹿市鹿北で353ミリなどとなっています。

活発な雨雲は昼頃には熊本県から抜け、午後は小康状態となった所が多くなりましたが、26日にかけては再び大雨となる恐れがあります。

県内で26日昼前にかけては1時間に30ミリ以上の「激しい雨」が、中でも今夜遅くから26日朝にかけては1時間に50ミリ以上の「非常に激しい雨」が降ると予想されています。引き続き土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水、氾濫に警戒してください。特に暗い時間帯に災害発生の危険度が高まる恐れがありますのでしっかりと備えてください。

熊本県などによりますと、24日夕方、上天草市松島町の国道266号線で、道路脇の土砂が崩れました。土砂は24日のうちに撤去されましたが、今後も崩れそうな箇所があったことなどから片側通行としていましたが先ほど解除されました。

【星野 佐和 記者】
「熊本市北区の熊本山鹿自転車道です。土砂が道路に流れ込み、10メートルほどふさいでいます。その土砂により、ガードレールが押し出されているのが分かります」

熊本市北区植木町の熊本山鹿自転車道では、24日午後1時半ごろ、「土砂崩れが起きている」と地域の住民から市に連絡がありました。市によりますと、熊本山鹿自転車道の一部、約1.7キロメートルが通行止めとなっています。

このほか、のり面が崩落し、上益城郡御船町の県道152号線の一部区間が一時、通行止めに。山都町三ヶ(さんが)の県道219号線でも24日から片側通行が続いています。

山都町目丸では、県道153号線で倒木も起きていて、23日午前から一部区間で全面通行止めが続いています。

水俣市立久木野小学校ではグラウンド下の石垣が高さ2メートル、幅3メートルにわたって崩れました。敷地内の通路をふさいでいて、24日午後から通行ができなくなっています。

交通機関への影響です。JR九州によりますと、豊肥線の肥後大津~大分・豊後竹田間は終日、運休となりました。始発から運転を見合わせていた三角線は昼すぎ、一時運転を再開しましたが、その後、取りやめています。

26日は鹿児島本線の荒尾~八代間、豊肥線の熊本~大分・中判田間、三角線の全線で始発から運行を取りやめることにしています。

南阿蘇鉄道で25日は終日、全線で運休となり、26日も始発から運転を見合わせる予定です。安全が確認でき次第運転続いて、空の便です。

天草エアラインは25日、3便が欠航。26日も天草空港を発着する6便のうち、3便の欠航が決まっています。

自治体の避難情報です。25日午後6時時点で、熊本市、玉名市、上天草市、南小国町に警戒レベル4〈避難指示〉が出されています。

このほか、荒尾市や八代市、天草市などご覧の市町村に警戒レベル3〈高齢者等避難〉が出されています。

また、熊本市教育委員会によりますと、この大雨を受けて熊本市立の幼稚園や小中学校、高校などは26日もすべて休校ということです。

また、熊本県によりますと、玉名郡南関町を流れる関川の竜瀬橋観測所で午後5時前、「氾濫危険水位」を超え氾濫の恐れがあるとして、警戒レベル5相当の情報を発表しました。

現時点で氾濫は確認されておらず、水位も低下しているということですが、引き続き警戒を呼びかけています。

※熊本県によりますと、午後6時時点で「氾濫危険水位」を下回ったということです。

テレビ熊本
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