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プレスリリース配信元:アウンコンサルティング株式会社

 アウンコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役CEO:信太 明、東証スタンダード:2459)は、AIマーケティング*、グローバルマーケティング**などのマーケティング事業を展開しています。
 この度、日本の世界文化遺産である「原爆ドーム」について、世界各国・地域を対象に関心動向調査***を行いましたので、その結果をお知らせいたします。


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*** 今回の調査における各検索キーワードのランキングは、2025年5月~2026年4月までのGoogleキーワードプランナーによる推定検索数を参考指標として集計したものです。

■物産陳列館から、平和を願う世界遺産へ
原爆ドームは、1996年に世界文化遺産に登録された、広島を象徴する文化遺産のひとつです。ユネスコの登録名は「Hiroshima Peace Memorial(Genbaku Dome)」で、1945年8月6日の原子爆弾投下後、爆心地近くに残った建物として保存されてきました。ユネスコは、原爆ドームについて、核兵器の惨禍を伝える象徴であると同時に、世界平和と核兵器廃絶への願いを表す記念碑として説明しています。*1

■検索意図から読む「原爆ドーム」への関心
 本調査では、世界32カ国・地域で「原爆ドーム」に関連するキーワードを厳選し、国・地域別に集計した検索数の結果となります。
調査の結果、検索上位5カ国・地域は、アメリカ、オーストラリア、イギリス、インド、カナダの順となりました。各国・地域の検索背景には、観光情報に加えて、歴史・文化的背景への関心が反映されていることがうかがえます。

 1位のアメリカでは、全体の約33%を占めました。月別では2026年4月が最多となっています。「原爆ドーム」などの現在の名称に加え、被爆前の名称である「広島県産業奨励館」に関する検索も多く、建物が被爆前にどのような役割を担っていたのか、その来歴や歴史的背景まで調べる動きが見られます。原爆ドームを象徴的な建造物として見るだけでなく、被爆前から現在に至る歴史をたどりながら、広島の歴史や平和について学ぼうとする関心が表れていると考えられます。

 2位のオーストラリア、3位のイギリスでも、2025年8月に検索数が最も多くなりました。被爆80周年や8月6日の平和記念式典に関連した情報発信が、検索行動にも一定程度表れている可能性があります。両国では、原爆ドームそのものに加え、平和記念資料館や平和記念公園など、訪問前の理解につながる検索も見られます。


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■「世界遺産」を含む検索より、名称・建物の来歴・平和学習に関心
 今回の調査では、検索数上位キーワードとして、「原爆ドーム」「広島県産業奨励館」「広島平和記念碑」「広島平和記念碑(原爆ドーム)」「広島平和記念資料館」などが並びました。

 最も検索数が多かった「原爆ドーム」は、世界遺産としての認知の入り口となるキーワードです。一方、「世界遺産」を含む検索語は、原爆ドームそのものの名称や平和記念施設に関する検索と比べると限定的でした。海外の検索行動では、「世界遺産」という制度名よりも、「原爆ドーム」「広島平和記念碑」といった名称や、平和記念資料館、平和記念公園などの関連施設を通じて調べられていることがうかがえます。原爆ドームは、世界遺産としてだけでなく、広島の歴史を知り、平和について学ぶ場所として認識されている可能性があります。

 また、被爆前の名称である「広島県産業奨励館」は、検索数で「原爆ドーム」に次ぐ結果となりました。特にアメリカで検索規模が大きく、本調査の国別検索数上位5カ国すべてで多く検索されていました。現在の原爆ドームだけでなく、被爆前にどのような役割を担っていた建物なのか、その来歴や地域産業との関わりまで調べる動きが、複数の国で共通して見られます。原爆ドームを起点に、建物の歴史をたどりながら、被爆の背景や平和について主体的に学ぼうとする検索行動の表れと考えられます。設計者の「ヤン・レツル」に関する検索も見られ、建築的な背景への関心も一部確認できます。

 さらに、「佐々木禎子」「折り鶴」「原爆の子の像」「平和の灯」など、人物の物語や記憶の継承に関わるキーワードも検索されています。特にアメリカでは、2026年4月に「佐々木禎子」に関する検索が増加しました。佐々木禎子さんと千羽鶴の物語を通じて、被爆の歴史や平和について理解を深めようとする関心がうかがえます。原爆ドームへの検索関心は、建物単体にとどまらず、被爆前の歴史、人物の物語、平和記念公園内の施設、記憶の継承や平和学習へと広がっています。


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■被爆80周年、世界遺産登録30周年、広島城の動き

 今回の対象期間では、2025年の被爆80周年と、2026年12月7日に迎える世界遺産登録30周年に向けた動きが重なりました。広島市では、被爆80周年の取組として、核兵器廃絶と世界恒久平和の実現に向けた各種事業を進めています。広島市および廿日市市は、同日に世界遺産登録30周年を迎える原爆ドームと嚴島神社について、行政、関係団体、民間企業等が一体となって周知や誘客、周遊促進を図るため、世界遺産登録30周年記念事業実行委員会を設立しています。*2

 周辺回遊では、「広島城」も上位に入りました。原爆ドームとは異なる文化資源ですが、広島の歴史や復興を伝える周辺スポットとして、検索上でも一定の関心が見られます。


本レポートの完全版を、アウンコンサルティングウェブサイトに掲載しています。ぜひご覧ください。
完全版レポートはこちら


■調査概要
【調査主旨】
原爆ドーム(世界文化遺産)に関する検索動向調査

【調査要綱】
・対象国・地域:OECD加盟主要国を中心にアウンコンサルティングにて抽出した世界32カ国・地域
- 北欧4カ国:フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク
- 湾岸協力会議(GCC)6カ国:サウジアラビア、クウェート、バーレーン、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)、オマーン
・対象キーワード:アウンコンサルティングが厳選した原爆ドーム関連の主要キーワード
・調査対象時期:2025年5月~2026年4月
・分析項目:国・地域別の検索ボリュームおよびランキング
・調査方法:Googleキーワードプランナーを用いた国・地域別の検索データ集計、関係機関による統計・報道資料を基にアウンコンサルティングが独自分析

【出典】
*1 UNESCO World Heritage Centre「Hiroshima Peace Memorial (Genbaku Dome)」
https://whc.unesco.org/en/list/775/
*2 広島市
「被爆80周年の取組」 , 2025年9月4日
https://www.city.hiroshima.lg.jp/atomicbomb-peace/peace-efforts/1026967/1031220.html
「世界遺産登録30周年記念事業実行委員会を設立しました」 , 2026年4月15日
https://www.city.hiroshima.lg.jp/shisei/kouhou/1004010/1045546/1048123/1049628.html


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