半導体関連企業の進出が相次ぐ菊池郡大津町の高校生が、地下水保全を目的とした
『雨庭』をつくることになりました。生徒たちは年内に大津町役場の敷地に『雨庭』を整備する予定で、23日初めての勉強会が開かれました。
【熊本県立大学・所谷 茜特任講師】
「場所としては、地下水涵養に関心が高い大事な地域。今回の『雨庭』は、特に地下水涵養を目的につくられることになる」
『雨庭』づくりに着手したのは大津町にある県立翔陽高校で、園芸や造園を専攻する
3年生約30人です。
雨庭は、屋根などに降った雨を水路に直接流さず、浅いくぼ地に一時的にため、
地中に浸透させる植栽空間です。
洪水を防ぐほか、地下水の保全に効果があります。
半導体関連企業の相次ぐ進出で、地下水の減少が懸念される熊本都市圏では関心が高まっています。
これまでに合志市や菊陽町、嘉島町が庁舎の敷地などに『雨庭』を整備。
今回、大津町も役場敷地の2カ所に『雨庭』をつくることになりました。
23日は施工を担当する翔陽高校の生徒を対象に初めての勉強会が開かれ、技術的にサポートする造園業者が『雨庭』の特徴や効果などを説明しました。
また、午後からは校内の演習場で地中にどれだけ水が染み込むか、浸透能を調べる実験に挑戦。
熊本県立大学の講師から指導を受けながら専用の器具を使って調べていました。
【参加した生徒】
「大津町のために頑張りたい」
「『雨庭』をつくることによって洪水とかが防げるなら、〈つくらないと〉って思った」「デザインもいろいろあっておもしろいなと思った」
生徒たちは、ワークショップを重ね『雨庭』のデザインや植栽する植物を決め、
ことし12月までの完成を目指します。
