ワールドカップ初戦でオランダと対戦し、2-2で引き分け、勝ち点1を獲得した日本。次戦・チュニジア戦を控える中、エース久保建英選手が欠場することになりました。
前回カタール大会でゴールキーパーとして活躍した元日本代表でヴィッセル神戸の権田修一選手が関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」に出演。
オランダ戦の総括から、エース久保建英選手の離脱への対応策、そして次戦チュニジア戦の展望まで幅広く解説しました。
■「日本の成長を感じた」オランダ戦を振り返る
今大会のオランダは世界トップレベルで、手ごわい相手でした。
権田選手は初戦の試合内容について、「1点取って、相手に取られて、追いついて、また離される、非常に難しい展開だったんですけど、終盤でしっかり追いついたというのは、日本の力がある証明だったのかな」と評価しました。
その上で、オランダ代表が久保建英選手をリスペクトしていた点にも触れ、「日本の成長は感じました」と語りました。
試合については「前半はすごく戦術的に面白い試合だったので、サッカー選手として勉強になるなと思って見ていた」としつつ、「後半は1人のサッカーファンとして純粋に楽しんじゃっていました」と明かしました。
■「少し痛いが、カバーできるすばらしい選手もいる」負傷の久保建英選手はチュニジア戦欠場
オランダ戦で後半26分に相手DFと接触した久保建英選手は途中交代となり、その後のMRI検査で左膝の負傷が判明しました。
次戦チュニジア戦の欠場が決まり、代表チームには帯同せず、ナッシュビルのベースキャンプ地でリハビリを続けるとのことです。
権田選手は「久保選手の欠場は少し痛い」と認める一方で、「しっかりカバーできるようなすばらしい選手もいる」とも述べ、日本代表のメンバーの質の高さを強調しました。
■「どっちに行くか予測しづらい」権田が推す鈴木唯人選手(24)
その久保選手のカバーができる選手として、権田選手が名前を挙げたのがドイツ・SCフライブルク所属の鈴木唯人選手(24)です。
権田選手と鈴木選手は清水エスパルスで一緒にプレーした間柄でもあります。
チュニジア戦について権田選手は「チュニジアは守備を固めてくると思うので、ゴール前での創造性がすごく大事になってくる」と見通しを示しました。
その上で鈴木選手のプレーの特徴について、「センタリングを上げるとかシュートするのが、他の選手と少しタイミングが違う。普通のシュートとはちょっと違うタイミングでうてたりするので、するすると抜けていくようなドリブルもできる選手」と説明。
また、ゴールキーパー目線から見た鈴木選手の怖さについても語りました。
「シュートをするときに押し出すようにボールを蹴ってくる選手。どっちに行けるかが予測しづらい」と述べ、守る側にとって対応が難しいストライカーであることを明かしました。
さらに「ドイツで本当に屈強な体の強い相手とも対等に渡り合うフィジカルも身についている」とし、「初戦は出番がなくてすごく悔しい思いをしていると思うので、この2戦目で爆発してくれるんじゃないかな」と期待を寄せました。
■「微動だにしない」守護神・鈴木彩艶選手のセーブ能力
権田選手は、オランダ戦で何度もピンチを救った“守護神”・鈴木彩艶選手(23)についても高く評価。
鈴木彩艶選手は、イタリア・セリエAのパルマで日本人GKとして初めてレギュラーを獲得。身長190センチ、体重100キロの体格を誇り、ワールドカップ最終予選10試合でわずか2失点という成績で日本代表の史上最速W杯出場に貢献しました。
鈴木彩艶選手の強みを「パワーと準備の質の掛け算」と表現した権田選手。
「いくらパワーがあっても、本当にいい準備ができていなければ、そのパワーは半減してしまう」と前置きした上で、「多分100キロぐらいのスピードでシュートがきている。(彩艶選手の)10メートル以内ぐらいのところからシュートされているので、少し体がびっくりして、後傾してしまったりとか、顔を背けてしまったりしてもおかしくない距離ですけれども、微動だにしない」と話し、安定感を高く評価しました。
初戦のオランダ戦、前半開始早々のファインセーブについては、「本当はサイドにボールを弾きたかったと思う」と指摘しつつも、「まずは止めたところが、この後のすばらしいセーブに繋がった」と解説しました。
権田選手は自身がゴールを守る際の重圧にも触れながら、「彩艶選手はそういうプレッシャーすら楽しんでいるというのが彼の強み」と述べました。
さらに、彩艶選手について「失点してしまったことをすごく悔いているんじゃないかと思う。ここから修正して、もっともっと彼のよさは大会が進むにつれて見られるんじゃないかな」と続け、今後のさらなる成長に期待感を示しました。
■「ゴン攻め解説」でチュニジア戦は「2-0で日本勝利」と予想
最後に権田選手は、次戦チュニジア戦のスコアを「2対0で日本が勝利」と予想しました。
【権田修一選手】「本当は3-0とか4-0もあり得るかなと思ったんですけども、チュニジアの監督が代わったので、モチベーション高く来ると思う。守備を固めてきて堅い試合になるので、1-0でもよかったんですけど、『ゴン攻め解説』ということで、もう1点入るというのを予測して2-0にしました。結構攻めてますよ!」
(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年6月19日放送)
