「告訴・告発状は受理された」被害者側代理人
9年前、和歌山県海南市の小学校で起きたいじめの対応を巡り、被害者の両親がきょう=19日、市の教育委員会と学校の職員を告訴・告発しました。
9年前、海南市の小学校で当時1年生だった女子児童が同級生からいじめを受け不登校になった問題で、海南市はことし3月になって”いじめ”と認めて「重大事態」に認定しました。
一方、市が設置した第三者委員会の調査の過程では、市教委がいじめ対応を協議したと主張する会議資料が「コピペ」されたもので、捏造された疑いがあることが明らかになりました。
被害者の両親は19日、海南警察署を訪れて、資料を作成した市教委と学校の職員を公文書偽造や名誉毀損などの疑いで告訴・告発しました。
被害者側の代理人は「告訴・告発状は受理された」としています。
「いじめ対策会議」資料を”コピペ”? 公文書偽造か
両親が公文書偽造だと指摘しているのは、国のガイドラインに基づき、開催が求められている「いじめ対策会議」の資料です。
7年前に両親が会議の議事録の開示を求め、情報公開請求をしたところ、市教委は「非保有」と回答。翌年に改めて両親が開示請求したことで開示されました。
また、第三者委員会が調べたところ、会議の資料には開催した年を変えただけで記載内容が全く同じものが見つかり、第三者委員会は答申書で「後付け資料として付した可能性が極めて高い」と指摘していました。
いじめ被害者側「虚偽」に多くのダメージ受ける 警察は”不正”解明を
【被害者の母親】
「たかがいじめと思われるかもしれないが、虚偽の内容で親子を引き剥がされそうになったこともある。また、この虚偽により支援を受けられなかったりと不利益を被っている人も多くいる。私たちには多くの証拠がかるので、警察にはこの証拠を使ってほかの不正を世に出して欲しい」
職員が刑事告訴されたことについて海南市教委は「担当者がおらずお答えできない」としてコメントを発表していません。
(午後0時半現在)
