神奈川・川崎市で8年間放置された遊覧船。
急ピッチで撤去作業が続く中、別れを告げに来る人も。

解体作業2日目、18日の現場では、問題の船の中央にあった高いマストは撤去され、重機による解体が進められていました。

近くに職場があるという男性が様子を見に来ていました。
様子を見に来た人からは「月日がたつにつれて段々傾いてきて、何年たってもそのままなので」「ずっと放置されていたので、段々沈んでいるなと、日々行き来している時に見てはいました。ようやくって感じ」などの声が聞かれました。

川崎市にあるこの桟橋に海賊船のような装飾が施された遊覧船が係留されたのは2018年。
それから約8年にわたり放置された船は、1階部分が浸水して傾き、まるで“座礁した海賊船”のようになっていました。

近隣で20年以上勤務(6月15日):
1回結わいてるのが離れて、ここまで流れて来ちゃったの。

係留されていた船体が漂流し、橋にぶつかったこともあったといいます。

解体初日の17日午後2時ごろに撮影された船体の内部を捉えた映像を見ると、手前の広い部屋にはピアノのような楽器が置かれ、キッチンなのか、カウンターの中には冷蔵庫と思しきものが倒れかかっていました。

船内の様子からも、かなり傾いているのが分かります。

川崎市は船の運航会社などに移動や撤去を行うよう指導を重ねてきましたが、期限までに応じなかったため、17日、行政代執行に踏み切りました。

船に別れを告げに来る人の姿も見られ、男性は「やっぱり“名物”的なものがあったので、ちょっとさみしさもあり。お疲れさまでした!ゆっくり休んでください」と話しました。