中東情勢の悪化が長期化する中、その影響は手軽でおいしいうどんにも広がっています。
フジテレビ経済部・砂川萌々菜記者に聞いていきます。
山崎夕貴キャスター:
ポイントは「うどんに打撃、豪産小麦が大幅減」「物価高で四重苦?値上げどうなる」の2つです。まずは1つ目、オーストラリア産の小麦の生産が大幅に減少しているということですが、これが日本のうどんにどんな影響を与えるんでしょうか。
フジテレビ経済部・砂川萌々菜記者:
オーストラリア産の小麦はコシが強く、色つやが良いうどんを作ることができるとして日本のうどんに広く活用されています。人気の讃岐うどんではオーストラリア産が原料小麦の8~9割ほどを占めていて、中東情勢の影響で燃料や肥料の価格が高騰する中、オーストラリアの農水省が公表した最新のリポートでは、新たな年度の小麦の生産量が前の年度と比べて26%減り、大幅減少になるとの予測が示されました。
この先、オーストラリア産の生産が減っていけば、うどんの原料の調達コストが中長期的に上がっていくことにつながります。
山崎夕貴キャスター:
影響が心配されますが、続いて2つ目のポイントです。物価高の影響でうどん店は“四重苦”に直面しているということですが、これはどういうことでしょうか。
フジテレビ経済部・砂川萌々菜記者:
中東情勢などの影響の値上がりの波は小麦だけでなく、うどん1杯を提供するのに必要なほぼ全ての食材やインフラにまで及んでいます。つゆやダシは使われるかつお節、いりこ、昆布などの価格が漁船の燃料費高騰で上昇。しょうゆやみりんなどの調味料も値上がりが相次いでいます。
うどんにのせる具材も、食用油の値上がりでてんぷらのコストが上がっているほか、牛肉、鶏肉などでも高値が続いています。
麺をゆでるための電気・ガス代も上昇していて、ここに小麦粉が加われば四重苦になる恐れがあるというわけです。
山崎夕貴キャスター:
そうなると、今後うどん店やスーパーで売られるうどんでも値上げに踏み切る動きが出てくる可能性あるんでしょうか。
フジテレビ経済部・砂川萌々菜記者:
きょう取材した讃岐うどんのお店では、「質を落とさずに頑張っていきたい」としながらも、「近いうちに商品を値上げすることも検討している」と話していました。
アメリカ産の小麦でも生産量が減るとの見通しが示されていて、中東情勢の不透明感が続く中、この先、世界の小麦相場が上昇基調を強めていけば、スーパーなどの店頭で購入するうどん製品も値上げの波が広がる可能性があります。