台風6号が過ぎ去ったのも束の間。台湾の南には熱帯低気圧があり、今後、一時的に強まって台風となる可能性もある。6月7日には梅雨前線に取り込まれる見込みだが、西日本の太平洋では警報級の大雨となるおそれも出ている。
各地に大雨もたらした台風6号
6月3日に本州へ最接近した台風6号は、徳島県南部、和歌山県南部、静岡県伊豆、神奈川県東部で次々と発生した積乱雲により線状の降水域が数時間にわたってほぼ同じ場所に停滞する、いわゆる線状降水帯が発生するなど、太平洋側を中心に各地でこの時期としては記録的な大雨をもたらした。
静岡県内でも御前崎で3時間降水量、6時間降水量、12時間降水量、24時間降水量、48時間降水量、72時間降水量のいずれも6月の観測史上最大を記録。
また、伊豆でも3時間降水量や12時間降水量について、6月の観測史上最大を更新した地点があり、河津町では土砂が伊豆急の線路へと流入し、一部の区間について運休を余儀なくされている(7日に全線で再開予定)。
一難去ってまた一難?
ただ、一難去ってまた一難というべきか、次に気をつけるべき存在が日本の南にある。
それが台湾のすぐ南の海上にある熱帯低気圧だ。
海上で暖かく湿った空気があつまり、雲や雨のまとまりができることで発生するのが熱帯低気圧で、このうち北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し、かつ低気圧域内の最大風速(10分間平均)が約17メートル以上のものが「台風」と呼ばれる。
これが“台風のたまご”と言われるゆえんだ。
台風となる可能性も…警報級の大雨となるおそれ
テレビ静岡放送の「ただいま!テレビ」に出演する小塚恵理子 気象予報士は、台湾の南にある今回の熱帯低気圧について「どんどん発達する感じではなさそう」と前置きした上で「一時的に強まって台風となる可能性もある」と話す。

熱帯低気圧は6月6日に北上し、7日には梅雨前線に取り込まれる見通しだが、台風6号と似たようなコースをたどって九州に接近し、西日本の太平洋側では警報級の大雨となるおそれがある。

その後、静岡を含む関東でも雨が強まり、梅雨入りとなる可能性もあり、最新の情報に注意する必要がある。
