名古屋で連日大行列となる人気うなぎチェーン「熱田うなぎ天」。上質な“ニホンウナギ”を使いながら、驚きの価格を実現する秘密を取材しました。
■人気うなぎチェーン「うなぎ屋」
名古屋市熱田区にある「熱田うなぎ天」は、午前11時の開店前から行列ができる人気店です。
客:
「山梨から来ました。名古屋といえば“ひつまぶし”」
別の客:
「千葉から2人で来ました」

名古屋観光のついでに訪れる客も多く、お目当ては「うなぎ丼 特上(1尾)」(3400円)や、「ひつまぶし 特上」(3600円)です。
客:
「サクサク感と脂のジューシーさがちょうど良くて、ご飯も進みました」
別の客:
「すごく香ばしくて、皮もおいしかったです」

炭火で丁寧に焼き上げ、特製の甘口ダレにつけて仕上げる「うなぎ丼」は、昼だけで100杯以上出る人気メニューです。
この人気うなぎチェーンを運営するのが、株式会社うなぎ家の社長・松井智子さん。5年前、尾張旭市に1号店となる「うなぎ家」をオープンしました。2026年3月には4店舗目となる「熱田うなぎ天 伏見店」もオープンし、現在は「うなぎ家」2店舗、「熱田うなぎ天」2店舗の計4店舗を展開しています。

使用するうなぎにも強いこだわりがあります。
松井さん:
「厳正な審査を乗り越えたニホンウナギを使用しています」

焼いてもふっくら柔らかく、脂のりが良いのが特徴のニホンウナギ。有名店や老舗でも使われる上質なうなぎです。外はパリッと香ばしく、中はふっくらジューシーに焼き上げられ、ご飯との相性も抜群です。
■お値打ち価格の理由
客:
「お値段以上のクオリティだと思います」
別の客:
「もっと小さいかなと思っていたけど、十分なボリュームでした。他の店では5000円以上したので、安いと思います」
うなぎを1尾使った「ひつまぶし」が3600円、「うなぎ丼」が3400円。物価高が続く中でも、比較的リーズナブルな価格設定です。

観光客だけでなく地元のリピーターも多く、開店前から長い行列ができています。なぜ、この値段で提供できるのでしょうか。
松井さん:
「うな丼とひつまぶしを安く提供できるよう、“うまき”などのサイドメニューをやっていません。食品ロスもほとんどありません」
サイドメニューを減らし、うなぎに特化することで余分なコストを削減。さらに、下処理済みのうなぎを仕入れることで、人件費も抑えているといいます。

そして、安さを支える最大の理由が“高回転率”です。
松井さん:
「11時から3時までの営業で、4回転ほどして、約100名のお客様にご来店いただいています」
メニューを絞り、提供までのオペレーションを効率化。一般的には3回転でも十分とされるランチ営業で、およそ4回転を実現しています。

松井さん:
「高級化しているうなぎを、たくさんの方に気軽に召し上がっていただきたい思いで、この価格でやっています」
高級料理になりつつあるうなぎを、少しでも身近に楽しんでもらいたい。そんな思いが、多くの客を惹きつけています。
