鹿児島市卸本町にある山形屋グループの跡地に、全国展開する衣料品チェーン「しまむら」が自社店舗を建設する計画であることがわかった。経営再建中の山形屋が進める不動産売却の一環で、しまむらが優先交渉権を獲得した。また、山形屋は2026年2月期において9期ぶりの黒字となったことも明らかになった。

しまむらが優先交渉権を獲得

現在、私的整理の手続きである「事業再生ADR」を通じて経営再建を目指している鹿児島市の山形屋は、保有不動産の売却を進めている。その一環として、グループ企業・山形屋商事の鹿児島市卸本町の跡地をめぐる入札が2026年3月に行われた。

この記事の画像(4枚)

優先交渉権を獲得したのは、さいたま市に本社を置き、国内外に2000を超える衣料品店を展開する「しまむら」だ。跡地には自社店舗の建設を計画しているという。

9期ぶりの黒字転換

また、山形屋は2026年5月26日に開かれた株主総会で、2026年2月までの業績を公表した。当期純利益は17億5000万円余りとなり、9期ぶりに黒字を達成した。

不動産売却による利益が特別計上されたことに加え、経費削減への取り組みが実を結んだ形だ。山形屋の岩元修士社長は「県民の期待に応えうる山形屋再生に向け、従業員と様々なトライを積み重ねたい」とコメントしている。

不動産の売却と収益改善が重なり、再建に向けた一歩を踏み出した山形屋。卸本町への新店舗出店が、地域にどのような変化をもたらすか、今後の動向が注目される。

【動画で見る▶山形屋商事跡地が「しまむら」に 山形屋は9期ぶり黒字転換【鹿児島】】

鹿児島テレビ
鹿児島テレビ

鹿児島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。