人と動物の健康を一体的に守る「ワンヘルス」の理念を広げるための講演会で、福岡県が講師らに規定額を大幅に超える謝礼金を支払っていた問題で、服部誠太郎知事は18日、福岡市内で記者団の取材に応じました。

一問一答は以下の通りです。

ーーワンヘルスの講演会で実態の伴わない打ち合わせ時間などを加算して規定以上の額を支払い、その結果、23回の講演会で講師12人に126万円を支払ったというのは事実でしょうか。

服部知事(以下、知事):
この経費の執行にあたりましては事務決裁規定に基づきまして課長決裁で行っております。ですから執行の段階では私には上がってきておりません。ただ、西日本新聞さんからの取材も私、応じましたので、それを踏まえて担当課長から聞き取ったところでございます。具体的な件数等についてはさらに正確性を確認する必要があると思います。

ーーそうした実態のない打ち合わせ時間などを加算して支払っていたというのは事実だということなんでしょうか。

知事:
担当課長から聞きとったところによりますと、講師の皆さんへの謝金、これはその方の例えば博士号とかいろいろな有しておられます資格とか社会的地位あるいは経験、ご実績そういうものを総合的に勘案して判断して、先方とご相談をしているということでした。実態はそのようなことで謝金を決めさせていただいている。しかし支出の段階の調書を見ますと、18日に報道がありましたように準備時間等については含めていいということは財政課のほうの規定になっておるようですが、こういった時間数を単価にかけて積算をしている。しかし、実際にその準備等にどれぐらいの時間がかかったのかということを先方の講師の皆さんに確認するということを担当者は行っていないということでございました。これは非常に課題があると思います。県民の皆様方から今、お尋ねのあったようなことについて疑念を持たれるようなことのないように、この点については見直し、改善を図っていく必要があると思っております。

ーー今後、どういった調査をいつまでにするお考えでしょうか。

知事:
先週、西日本新聞さんの取材も踏まえまして、財政課のほうに私から調査を指示いたしました。各部各課かなり広範にわたります。しかし極力速やかに調査をするようにと。その上で講師の皆さんの謝金というのは、皆さんもご存知のように、本当に世界的に有名な方とかかなり高い場合もある。また、いろいろこういった積算的に考えている場合もある。いろいろと所属によってばらつきがあります。こういったことを、実態を調査した上で統一的な基準等をより明確にしていく必要がある。単に単価表だけではなくて。そういうことをやっていきたいというふうに思います。まずは調査を早急にやってもらいたいと。

ーー支払いの規定も見直すということですね。

知事:
そうですね。支払いの規定というか、講師の単価の決定の基準ですね。そこをやはり明確にしないと担当者も非常に困ると思うんですね。だから単価表だけではやはり判断ができないということ。で、今回もそうであったように、単価表の積み上げというよりもその講師の方のいろんな条件に応じてその的確な格付けをしてお支払いをしている。であれば、このことをやはり支出証拠書類にもきちんと書くべきだと思います。そのように改めていくべきだと思っております。


ーー蔵内(勇夫・現県議会議長、世界獣医師会長)氏に対して10万円支払ったというのは適正な金額水準だとお考えですか。

知事:
担当課に蔵内氏に対して10万円払ったのかということは確認しました。確かに10万円をお支払いしたと。これについては世界獣医師会長、歴代の会長の方、あるいはアジア大洋州の医師会連合の会長の方等、博士号もお持ちで同等の地位にある方、こういった方々にも10万円でお願いをしているということで、その均衡を考えて決定したという説明を受けております。

ーー今後もその金額水準でやっていきたいと。

知事:
それは今回の調査等も踏まえて県としてどのような報酬の水準が適正であるのかということは、やはり検討していくべきものと思います。

テレビ西日本
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