神奈川・横須賀市で17日、親子連れなどが集まって大規模な鉄道イベントが開催されました。

取材を進めると、鉄道各社が取り組む子育て支援の今が見えてきました。

京急久里浜駅にできた長蛇の列。
貸し切り電車に乗り込んだ親子連れが向かった先は京急電鉄のイベント「京急ファミリー鉄道フェスタ」です。

親子連れを中心に約1万5000人が参加し、安全管理や鉄道の仕事について学びました。

参加した親子からは「楽しい。電車と写真撮るの。運転士さんになりたい」「子どもが(電車を)好きになってくれたのが一番。安全が第一だということを学んでくれればいい」といった声が聞かれました。

車両を解体しての検査も行う久里浜工場を特別に無料開放して行われたこのイベントは、子どもたちの“体験”が最大の特徴です。

子どもたちは本物の運転台を前に運転士気分で電車を操作したり、踏切に設置してある踏切非常ボタンを操作して実際に警報機を鳴らしました。

体験した子どもからは「ブレーキ(が楽しかった)。重かった」「普通押せないボタンを押せたのが気に入った」といった声が聞かれました。

さらに、普段は見ることのできない洗車の様子を電車の中から見学。
窓から見えるブラシの動きは迫力満点です。

イベントの狙いについて、京急電鉄の広報担当、是枝美咲さんは「子どもたちとか子育て世代の方に体験してほしいイベントになる。子育てのしやすい環境、沿線づくりをしていくことが大切だと思う」と話しました。

こうした子育て支援の取り組みは他の鉄道会社でも行われています。

東武鉄道は、2026年1月から小学生が対象の小児運賃を全額ポイント還元する、いわば“実質無料化”に踏み切りました。

子ども用のPASMOを使って、利用した東武線の運賃全額を駅ビルなどで使えるポイントで還元します。

京王電鉄は、1月末から一部の電車で座席を取り払い、ベビーカーなどを持ち込みやすいよう大型のフリースペースを設置。
窓を通常より大きくし、低い位置にして子どもが景色を眺めやすくしました。

子育て支援の今後のさらなる広がりに期待が寄せられています。