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「致死率が30~50%と高い・潜伏期間が長い」が特徴のハンタウイルス 専門家「隔離措置をとって感染防御対策さえ取れば感染は広がることはない」指摘 感染源はネズミなど「野生動物は危ないという認識を」|FNNプライムオンライン

「致死率が30~50%と高い・潜伏期間が長い」が特徴のハンタウイルス 専門家「隔離措置をとって感染防御対策さえ取れば感染は広がることはない」指摘 感染源はネズミなど「野生動物は危ないという認識を」

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致死率が30%から50%ともいわれる「ハンタウイルス」。4月1日にアルゼンチンを出航した、クルーズ船「MVホンディウス号」の船内にいた人と下船した人のうち、12日現在、合計7人の感染が確認され、3人が死亡している。

関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」ではこのウイルスについて、「日本での感染拡大の恐れはあるのか?」「感染経路は?」など、気になる点を関西医科大学で感染症が専門の宮下修行医師が解説した。

■クルーズ船関連で7人の感染が確認され、3人が死亡

クルーズ船「MVホンディウス号」では、4月11日に感染疑いのあるオランダ人男性が死亡、4月26日には感染が確認されたオランダ人女性が死亡した。

さらに5月2日には感染が確認されたドイツ人女性が死亡している。

また下船した乗客のうち、アメリカ人男性・フランス人女性、スペイン人男性の感染が確認され、もう1人、アメリカ人男性に軽い症状があるということだ。

これまでに7人の感染が確認され、3人が死亡している。

またこの船には日本人1人が乗っていたが、健康状態に問題はなく、イギリスで最大45日間の健康観察などを受ける予定だ。

これまでの感染確認状況は(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」より)
これまでの感染確認状況は(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」より)
この記事の画像(6枚)

■特徴は致死率の高さと潜伏期間の長さ

宮下医師はまず、ハンタウイルスの特徴について「致死率が30~50%と高いこと」、「潜伏期間が長いこと」と説明した。

(Q.致死率が30~50%と言うのは高いですね?)
宮下修行医師:致死率は極めて高いですね。極めて高いのですが、ワクチンや特効薬はありません。

治療は集中治療室に入ります。そこでウイルスが排除されまで、合併症を防ぐなど治療が行われるので、高度な医療があれば致死率は下がります。

ハンタウイルスの一番の特徴やっぱり潜伏期間が長い、1週間から6週間なので、当然ながら下船して、まだ数日しか経っていないわけですので、発症するというのは可能性としては考えられています。

関西医科大学・宮下修行医師(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」より)
関西医科大学・宮下修行医師(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」より)

■多い感染経路は「ネズミなどの尿や糞に含まれたウイルスを吸い込んでしまうこと」

ハンタウイルスのヒトの集団感染について、宮下医師は「非常にまれ」と説明しつつ、どのような場合に感染がおこりうるのかを説明した。

宮下医師:感染経路として一番多いと言われているのは、感染源となるネズミなどのげっ歯類の尿や糞の中にウイルスが排泄され、吸い込んでしまうことです。尿や糞に含まれたウイルスは、気象条件が一致した場合に空気中に漂ってしまいます。

それとともに、今回の集団感染をもたらしたウイルスは、「ヒトからヒトへの感染を起こし起こりうる株」であると説明し、ヒトからヒトへの感染は「まずほぼ接触感染」で生じると解説。

今回の感染経路について、次のような可能性を指摘した。

宮下医師:船内といういわゆる『密』な空間であって、換気がさほどよくないような空間で、やはりヒトからヒトへの感染は起こり得るというふうに考えていただいて結構です。

感染経路は…(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」より)
感染経路は…(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」より)

■日本でも水際対策始まる

一方、日本にウイルスが入り、感染が広がる可能性はないのだろうか。

木原官房長官は11日の記者会見で、「わが国に直ちに大きな影響が及ぶ状況にはない」との認識を示した上で、水際対策(入国時の感染症対策)について対応を説明した。

・海外渡航時、動物との接触を避けるよう呼びかけ
・南米から入国した体調不良者はげっ歯類=ネズミなどとの接触の有無を確認。

※「ウイルスはネズミに住みつきやすいということがわかっています」と宮下医師が指摘。

日本の水際対策の状況(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」より)
日本の水際対策の状況(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」より)

■対応すれば「感染は広がることはない」

宮下医師は「基本的に(感染者の)隔離措置をとって、われわれがきちっとした感染防御対策さえ取れば、感染は広がることはない」と述べた上で、次のように解説した。

宮下医師:水際対策として一番重要なのは、感染した動物を中に入れないということです。

ウイルスの特徴は、『生きた個体』にしか生息ができませんので、例えば果物などには生息できませんので、まずはそういうものを持ち込まない。

そして基本的には野生の動物というのは危ないという認識をもう一度持っていただきたいですね。

(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」2026年5月12日放送)

関西医科大学・宮下修行医師(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」より)
関西医科大学・宮下修行医師(関西テレビ「旬感LIVE とれたてっ!」より)
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