自転車の青切符制度導入から1カ月余りがたちました。
6日、ゴールデンウィークでにぎわう東京・中野駅前では、人通りの多い歩道を自転車が人を縫うように抜けていく様子や、歩行者と自転車が至近距離ですれ違う場面も見られました。
この1カ月で、歩行者は変化を感じているのでしょうか。
歩行者:
(Q. 青切符導入後、変わったことは?)気持ち車道側走ってる自転車が増えたんじゃないかな。あまり大きくは変わらないかな。
中野駅前では6日、ハンドルの両側にファストフード店の袋をぶら下げて走っている自転車も見られました。
ハンドルに荷物を掛ける行為は操作を妨げる恐れなどがあるため、反則金5000円が科される場合があります。
青切符の対象となる違反行為は113種類に及び、高校生を含む16歳以上が対象です。
スタッフ:
あちらの男性、スマホを耳に当てながら走行しています。
スマホを耳に当てての片手運転も違反です。
これは最も重い反則金1万2000円の「ながらスマホ運転」、または「傘さし運転」などと同様に反則金5000円の片手運転などに該当する可能性があります。
スタッフ:
あちらの方、自転車に乗りながら何か飲んでいます。片手運転です。
一方で、自転車の利用者が判断に迷うケースもあるようです。
片耳にイヤホンを着け自転車に乗っていた女性:
(周辺の音と)両方聞こえるくらい、外の音がこっち(イヤホン側)も聞こえるくらい。いまナビつけてて。Googleマップつけてて。
片耳のイヤホンでスマホ地図アプリのナビ音声を聞いていたといいます。
片耳にイヤホンを着け自転車に乗っていた女性:
結構、方向音痴なので(使えないと)ちょっと困る。
「イヤホンの着けながら運転」については、たとえ片耳であっても周囲の音が聞こえない状態での運転は違反となり、反則金は5000円です。
自転車の青切符制度導入から1カ月余りがたつ中で上がるのは、戸惑いの声でした。
歩行者:
車道を走らなきゃいけないのか、ルールの微妙なラインが分からなくて、あまり(自転車に)乗らなくなった。
毎日自転車を利用している人:
車道を走るのは嫌で、怖いから。だから裏道に入るようになったよね。あやふやが多いから。
自転車利用者:
どこまでが青切符で捕まるのかっていうのは、やっぱり難しいところがあるなと。なんとなく曖昧な“自分判断ルール”で走っている感じ。
子どもの送迎で自転車を利用している人:
普段、自転車に乗っている。家から保育園まで送って。(Q. 普段は車道を走っている?)いや、ちょっと怖いです。みんな車道は怖くて走っていないと思う。道はもっと広がってほしい。道を広くしてほしい。
福岡市にある自転車販売店は、青切符スタート後の異変を感じていました。
自転車のいいとも・吉田裕仁店長:
春になると皆さんメンテナンスに持ってくるはずが、例年に比べるとちょっと数量が少ない。やっぱり“乗り控え”をしている。
起きているというのは“自転車の乗り控え現象”です。
青切符制度の導入以降、ライトやかごなどの売り上げは伸びている一方、店の自転車販売台数は1割ほど減ったといいます。
自転車のいいとも・吉田裕仁店長:
警察官が全部の交差点で取り締まりをしているわけではないが、ものすごく窮屈に感じるので、ちょっと自転車に乗るのが少しおっくうになってしまう。
当の店長自身も困惑したままだといいます。
自転車のいいとも・吉田裕仁店長:
私を含めて(自転車)ユーザーは正確な情報が分からない。こんな時どうしたらいいんだろうって、分からない状況で(青切符制度が)始まってますし。
青切符導入から1カ月余り、自転車の安全利用のためにも交通ルールのさらなる周知が重要です。