線路脇に止まる1台の消防車。
そこへ警察官が現れると…。
運転していた男が引きずり出された。
いったい何が?
駅のトイレに放火…消火活動中に消防車盗み逃走
始まりは4月26日午前4時半ごろ、愛知・美浜町の名鉄・河和(こうわ)駅で起きた不審火だった。

消防への通報:
女子トイレの壁が燃やされた。
河和駅付近で働く人:
朝ここに出勤してきたら、パトカーとか消防車とか止まってて、駅のトイレが放火されたっていうことを聞きました。
駆けつけた消防車。
隊員が現場を確認していたところ、さらなる事件が…。
消火活動を行っている中、何者かがロータリーに止まっていた消防車を盗んで逃走するという前代未聞の事態に。

“盗難消防車”は、知多半島を約9kmにわたり北へ逃走。
Mr.サンデーは、その一部始終を捉えた10台の防犯カメラ映像を独自に入手した。

盗まれた現場から約500メートルの地点の映像。
まぶしい光を放ちながら走るのが、盗まれた消防車とみられる。

別角度の映像でも、赤色灯をつけたまま走る様子が…。
約5kmの地点、愛知・武豊町では、乗用車が通った数秒後、前の車よりも明らかに速いスピードで走り去る消防車が…。

別のカメラをよく見ると、自ら操作したのか、赤色灯は消えている。
いったいどこへ向かうつもりなのか?

さらに北上し続けた消防車だったが、盗難現場から約9km離れた地点で聞こえてきたのは、大きな衝突音。
消防車は、線路沿いの駐車場に突っ込み、塀などを壊して止まっていた。
近隣住民:
何かがねドーンと落ちたような音かな。まさか車だと思わなかった。

近隣住民:
主人からすごく大きいぶつかったような音がしたんだけどっていう形で起こされて、目の前に大きい消防車が止まってたのでびっくりしました。

消防車をよく見ると、ぶつかった衝撃でライトは破損し、ナンバープレートは折れ曲がっている。
やがて、消防車の後ろから警察車両が到着、警察官が駆けつけた。
そして…。
警察:
はよ降りてこい!いいから、はよ降りてこい!
引っ張り出されるように車内から姿を見せた1人の男。
別のカメラもその緊迫の様子を捉えていた。
警察:
なんで運転したんだ。
撮影者:
消防士だと思っとった。消防士が入っとるかと。

窃盗の疑いで逮捕されたのは、自称、千葉・木更津市の57歳の男。
いったいなぜ、消防車を盗むという大胆な犯行に及んだのか?

調べに対し、男は「ライターで駅のトイレに火をつけた。旅行中に財布を落とし、火をつけて消防車を呼べば盗んで帰れると思った」という趣旨の供述をしているというが…。

愛知県の現場から千葉・木更津市までは約390km。
この距離を盗んだ消防車で走り切るつもりだったのだろうか…。
(「Mr.サンデー」5月4日放送より)
