将棋の妊娠・出産に関わる規定をめぐる問題。
検討委員会の最終答申に対して、女流棋士のトップが「いくつか不安が残る」と懸念を示しました。
【福間香奈女流五冠】「内容も確認し熟慮したところ、いくつか不安が残るところもありました」
おととい、会見を開いた女流棋士のトップ・福間香奈女流五冠(34)。
問題となったのは日本将棋連盟が定めていた「産前6週・産後8週にタイトル戦の日程が一部でも重なれば、対局者を変更する」という規定。
福間女流五冠は、過去に妊娠による体調不良で対局日程を変更できず、不戦敗でタイトルを失いました。
その経験からタイトル保持者の地位が降格しない「暫定王者」の制度など、規定の見直しを求めていました。
【福間香奈女流五冠(去年12月)】「喜ばしいはずの妊娠を素直に喜べず、当時はどうしようもなく苦しかったです」
これを受けて連盟は対局者を変更する規定を削除し、先月30日、規定の検討委員会が最終答申を発表。
妊娠・出産に関する相談窓口を設置し、次の期の予選が始まるまでを基本として、対局の日程調整を行うなどの提案が出されました。
一方、調整できない場合の代替措置としては福間女流五冠が求めていた「暫定王者案」ではなく、次の期にシード権を付与するなどの3案を提示。
福間女流五冠は会見で答申の内容を一定評価したうえで、シード案の場合、タイトルを失う状況に変わりはないと懸念を示しました。
【福間香奈女流五冠】「不安が拭えないところがあるのかな、というのが率直な感想です。将棋を対局することと、子供を望むことを躊躇してしまうことがないような規定になることを願うように見守りたいと思っております」
福間女流五冠は、今後策定される規定と実際の運用を見守るとしています。
(関西テレビ「newsランナー」2026年5月4日放送)