FNN記者のイチオシのネタを集めた「ネタプレ」。
今回取り上げるのは、フジテレビ経済部の西村昌樹デスクの「新しい住まいの在り方」。

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”駅から遠い物件”も人気

経済部・西村昌樹デスク:
今回は「おうち時間 充実の工夫」というテーマについて説明したいと思います。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、住まいに求めるものが変わってきているようです。
加藤さん、人気物件の条件とは何だと思いますか?

加藤綾子キャスター:
駅近、あとはスーパーが近い

経済部・西村昌樹デスク:
その通りです。
駅やスーパーが近いと結構皆さん言っていて、以前からずっと人気物件の条件は”駅近物件”というのが人気でしたが、最近では駅から多少遠くても、過ごしやすい住環境のニーズが高まっています。

2019年に比べて契約数が約3割増えたという、コロナ禍でも好調な都内の物件を取材してきました。

東京都世田谷区の分譲マンション「ブランズシティ世田谷中町」は、最寄り駅から歩いて15分のところにあります。

歩くと距離があり大変でしたが、部屋に入るとマンションの周辺は緑が多かったり、ベランダは日差しが多く差し込んで緑が多い環境になっていました。

室内は広くてくつろぎやすいですが、この物件はちょっと変わった場所があります。
通常収納スペースにする場所がワークスペースになっているんです。
ベッド横の奥にある収納スペースの隣が、1人で過ごせるワークスペースになっています。

家族がいると「リビングでは音が気になってオンライン会議に参加しにくい」などという声を受けて、コクヨと開発したスペースだそうです

加藤綾子キャスター:
いま家で働くことが多くなってたから、その中でも迷惑がかからないようにということなんですかね

経済部・西村昌樹デスク:
そうですね、”快適な住環境”と”働く場所を備えている”という両方を備えていることが、快適で人気の秘訣なのかもしれません

コロナ禍でも戸建ての契約数は1.4倍

経済部・西村昌樹デスク:
さらに、面白いデータがあります。
最近の住まい選びのデータですが、不動産関連企業のリストが出しているデータで、2020年5月から9月の戸建ての契約件数が272件から100件増えて372件、1.4倍に契約数が伸びているそうです。

外出自粛期間に在宅時間が増えて、広い家を求める人が増えたことが戸建てが人気になった理由なのではないかということです

住田裕子弁護士:
コロナでテレワークが増えて分かったことは、通勤地獄と出張が減ったことなんです。
だから、在宅ワークはできるだけ心地良くするために、(オンライン会議で)背景に変なものが映り込まないようにするスペースが欲しかったんです。
だからそういう意味で、これは今後も続くだろうと私は思うので、この流れは変わらないなと思いました

木村太郎(ジャーナリスト):
僕もリモートで後ろが写り込んでしまうから、何をやったかと言うと、アメリカで一生懸命調べて本棚に見えるカーテンを選びました。あれ便利だよ

加藤綾子キャスター:
見ました!太郎さんだから読書家だなと思ったけど、カーテンみたいになっていましたよね

木村太郎(ジャーナリスト):
カーテンを閉めてリモートやって、終わったら開ければいい

加藤綾子キャスター:
カーテンという手もありますけれど、家の中にこういうスペースを作るというものが流れとしてあるということですね

ホテル、ゴンドラもワーキングスペースに

経済部・西村昌樹デスク:
一人で仕事ができるスペースがあるといいですね。
コロナでテレワークが広がり、住む場所も変わってきていますが、その他身近な場所も働く場所に変わっているというのを簡単にご紹介します。

まず地下鉄の駅に現れた箱型スペース「ココデスク」です。
テーブル、椅子、電源、空調などが完備されていて、仕事はもちろんオンラインの英会話レッスンなどにも利用する方がいるようです。

そして次は、山梨県にあるホテル 星野リゾート「リゾナーレ八ヶ岳」です。
なんとホテル敷地内にあるゴンドラが、ワーキングスペースとして11月4日に登場します。

「ホテルに泊まって仕事をするときに、家族がいる部屋でオンライン会議をやると、賑やかだなと思ってしまう際に利用してもらえたら」という狙いで作ったそうで、家族が快適な時間を過ごせる助けになりそうです。

最後は東京都新宿にあるカプセルホテル「安心お宿」です。
上下2段2つあるカプセルルームを、上段床部分を取ってひとつのワークスペースにしました。
こういう場所で仕事に集中ができそうです。

加藤綾子キャスター:
本当にコロナによって働き方、住まい、そしてホテルの在り方が変わってきたということがよく分かりました


(「イット!」11月4日放送より)