愛知県犬山市で創業100年を迎える町中華「池田屋」。名物の「どんでん丼」と、79歳の女将の人情あふれるもてなしが、多くの客を惹きつけています。

■町中華の名物「どんでん丼」

昭和2年創業の老舗中華料理店「池田屋」。中華鍋から次々と作り出される約50種類のメニューの中でも、一番人気は中華店では珍しいどんぶり料理の「どんでん丼」(870円)です。豚肉を特製のしょうゆダレで焼き上げた、シンプルながら奥深い味わいの一品です。

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客:
「豚がやわらかくて、香ばしくておいしかったです」
別の客:
「特製のタレがとてもおいしいです」

作り方は、豚の肩ロースに特製のタレと小麦粉をまとわせ、油で焼き上げます。表面を揚げるように焼くことで、サクッとした食感に。仕上げに特製タレと刻みのりをかければ完成です。

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客:
「特製ダレが、とてもおいしいです」
別の客:
「独特な味付けです」

お肉だけを味わえる「どんでん焼き」(990円)も人気です。

■誰もが絶賛する特製しょうゆダレ

午前8時過ぎ。二代目女将・池田ふよさん(79)は、慣れた手つきで豚の肩ロースをカットしていきます。1枚ずつ重さを量り、肉が反らないよう丁寧に切れ込みを入れていきます。

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午前11時半、開店と同時に次々と入るどんでん丼の注文。その味の決め手が、誰もが絶賛する特製しょうゆダレです。

寸胴鍋にみりんを入れて加熱し、頃合いを見て火を入れると、アルコールを飛ばして子どもからお年寄りまで食べやすい味に仕上げます。

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次に氷砂糖を加えることで、奥深いうま味を引き出します。仕上げにたまり醤油を加え、3時間ほど煮込めば特製しょうゆダレの完成です。

■人情あふれる店と受け継がれる思い

店のもう一つの名物が、ふよさんの人柄です。客との会話を何より大切にしています。

客:
「おかみさんの人柄で、ここが繁盛している」
別の客:
「ふよさんの声を聞きに来る。ほっとする」

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子どもたちには駄菓子をサービス。そんな小さな心遣いが、ふよさんのモットーです。

ふよさん:
「本当にお客さんはありがたい」

「どんでん」という名前は、先代が愛した犬山祭に由来しています。19年前に亡くなったふよさんの夫・和美さんは犬山祭りが三度の飯より好きでした。

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毎年4月の第1土曜、日曜に開催される「犬山祭」。山車(だし)が勢いよく方向転換する様子を「どんでん」と呼ぶことから名付けられました。

夜になると、店は地元の人たちの憩いの場に。宴会コースは2700円から。客が誕生日だとケーキをサプライズするなど、アットホームな店です。

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犬山祭りが近づくにつれ、店内はさらににぎやかに。

常連客:
「ふよさんの笑顔で、祭りの疲れも吹っ飛びます。いつも優しいです」
別の常連客:
「祭りの母みたいな存在で、祭りの度にいつも来て元気をもらっています」
ふよさん:
「この年まで働けるのは幸せ」

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2026年に創業100年、そしてふよさんも80歳に。犬山の元気なお母さんは、きょうも飛びっきりの笑顔で客を迎えています。

東海テレビ
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