21日午後5時に発表された卵の小売価格。物価の優等生がピンチを迎えています。
神奈川・相模原市の養鶏農家が営む食堂「卵魂 おがわや」では、とれたてほやほやの卵を提供しています。
数あるメニューの中で大人気なのが、卵の味をそのまま堪能できる卵かけご飯。
税込み836円で、なんと卵が食べ放題なんです。
注文した客は「割ったときにすごく黄色くて濃厚でおいしい。せっかくここきたから余分に食べようかな」と話していました。
土鍋で炊いたご飯は1回だけおかわり無料で、中には卵を10個食べたつわものもいるのだとか。
「卵魂 おがわや」では、1日最大450個の卵を使用。
鶏の餌代など物価は高騰していますが、ブランドの味を守り続けています。
有限会社小川フェニックス 販売促進 久木田幸城さん:
飼料とか全てが高くなって上がり続けているのが現状。耐えながら頑張っている。
鳥インフルエンザの流行や物価高の影響で、卵の価格は3年前のエッグショックを上回る状況。
つい先ほど発表された卵1パックの平均小売価格は308円で、過去最高値だった3月の309円から1円下がりましたが、依然として高止まりしています。
今後、イラン情勢の悪化の影響が反映されると、さらなる価格の上昇も懸念されています。
店頭では、いくらで売られているのでしょうか。
埼玉・川口市の「新鮮市場」では、Lサイズの卵がサービス価格の1パック311円で最安値となっていて、サイズが不ぞろいの卵は321円で販売していました。
店に訪れた人は「いろいろな店を見るが、安い気がする」といい、卵を2パック購入した女性は「うちのおじいさんが病気なんだけど、毎日卵、朝昼晩食べる。いくら買ってもなくなっちゃう」と話します。
高騰が続く卵の価格について、新鮮市場 東本郷店・飯田智成店長は「高級卵になっている、今。昔は198円くらいの値段で売れていた。今はもう100円アップですから、10円でも安くすると『安くなった』と買ってくれる。少しでも安く、日常で使うものなので、薄利でやっている」と語ります。
安さで評判の東京・練馬区のスーパー「アキダイ」は、LLサイズの卵を平均価格より40円以上安い、税込み267円で販売していました。
訪れた人は「他の店だと300円とかあるけど、アキダイさん安いから。きょうも(赤卵が税抜き)268円で安かったから買った」と話していました。
他の店ではどうなのか。「イット!」では21日、徹底調査しました。
首都圏に展開している大手スーパーの価格は、1パック10個入り322円や321円となっていて、300円を超える店も多い中、271円の店もありました。
番組で調べた6店舗では、一番安いところがアキダイの267円。
そして、1パックの平均価格は297円でした。
卵が安くなる日は来るのでしょうか。
新鮮市場 東本郷店・飯田店長は「5月にいったん5円仕入れ値が下がるという見積もりが来た。夏に向けてニワトリも卵をどんどん産む」と話していて、業界関係者の間では、夏ごろには価格が徐々に下がるとの見方も出ています。