一枚の写真から街を再発見する「兵動大樹の今昔さんぽ」。

今回の舞台は、神戸市東灘区のJR住吉駅だ。

住吉駅は、六甲アイランドへ向かう「六甲ライナー」の始発駅でもあり、駅前には大きな商業施設が立ち並ぶ便利な街。

そこで兵動さんに渡されたのは、1989年(平成元年)に神戸市東灘区で撮影された1枚の写真だ。

写真には建設中の高架駅らしき建物が写っているが、周囲には何もない。

兵動大樹さん:え~、長くなるな、これ。普通に考えたらやっぱり六甲ライナーの駅ちゃう?『1つ目できた』、みたいな。六甲アイランドちゃうかな?

平成元年といえば、兵動さんが高校3年生の頃だ。

■六甲ライナーは6駅 どこが正解?

さっそく聞き込み開始!

やはり街の人からも「六甲ライナーのどこかの駅では」という声が上がった。

六甲ライナーは、「住吉ー魚崎ー南魚崎ーアイランド北口ーアイランドセンターーマリンパーク」と6つの駅があるため、正解を導き出すのは大変そうだ。

どこの風景?
どこの風景?
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■創業68年、アットホームな和菓子店で重大ヒント

続いて、創業68年という歴史ある和菓子店「三ツ巴菓舗」に立ち寄る。

息子さんが三代目を継ぎ、両親も店に立つ温かい雰囲気のお店で、阪神大震災で商店街の入口にあった元の店舗は全壊したものの、この地で赤飯と和菓子を作り続けてきたそうだ。

特に人気なのが練り切りあんこを使った「和ケーキ」。グルテンフリーのあんこケーキで、アレルギーを持つ子どもたちにも優しいと評判だ。

おいしい和菓子に舌鼓を打ちながら、写真について聞いてみると…。

三代目・蕗原正剛さん:たぶん、一番終点のマリンパーク駅かな。僕が甲南大学を卒業してまして、グラウンドが六甲アイランドにあるんですね。この写真だと右側に甲南大学のグラウンドがあって。

六甲ライナーの高架が曲がっているので、この先にあるのは車庫ではないか。
つまり終点のマリンパーク駅ではないかというのだ!

車庫に向かう?
車庫に向かう?

■初めての六甲ライナーに兵動さん感動

関西のあらゆるエリアを歩いていそうな兵動さんだが、六甲ライナーに乗るのは実は人生初。住吉駅からマリンパーク駅まで約10分の無人運転の旅に胸を躍らせる。

兵動大樹さん:初めて乗るわ。六甲アイランドに行くことがなかったから。

六甲ライナーは、ポートアイランドに続く第二の海上文化都市として開発された六甲アイランドへのアクセス路線として、1990年に開業。全線高架の無人運転方式で、現在は1日平均約3万7千人が利用している。

六甲ライナーの大きな特徴は、車窓から見える景色。

兵動大樹さん:うわ、すごい!白くなった。

沿線住民の要望を受け、開業から3年後に導入された特殊な窓ガラスが、プライバシー保護のために自動で白く曇る仕組みになっているのだ。

兵動大樹さん:気抜いたらめっちゃ白くなるやん。めっちゃ楽しいやん!

曇りガラスに驚き
曇りガラスに驚き

■六甲アイランドは“子育て天国”

そして、六甲大橋を渡れば六甲アイランドに上陸だ。

アイランドセンター駅で下車すると、想像以上に充実した街が広がっていた。

UFOのようなつくりが目を引く神戸ファッション美術館のオルビスホール、天候に左右されず親子で楽しめる「こべっこあそび広場」、さらには無料の足湯まで!

聞き込みをすると、住民の皆さんから「住みやすい」「子育てにピッタリ」という声が次々と聞こえてくる。

緑地帯で居住エリアと工場エリアが計画的に仕切られているため、大型トレーラーが入ってくることもなく、子どもたちが安心して遊べる環境なのだ。幼稚園から大学まで揃い、六甲アイランドだけで生活が完結するのだ。

シェラトンホテルが掘り当てた温泉を、神戸市が無料で開放している足湯では、地元の方々が日課のように訪れていた。

兵動大樹さん:うわー!気持ちいい。ちょうどいい!

充実した街
充実した街

■入居初日からの住人も

駅前の情報交流センターで、決定的な手がかりを発見した。

写真が撮られた1年前、1988年の航空写真を見ると、そこには六甲アイランドで最初に建設されたマンション「ウエストコート4番街」が写っていた。

総戸数700戸以上の大規模マンション群であるウエストコート4番街で粘っていると、なんと入居初日から住んでいるという方に出会えた!

住民:当時はこんな感じでした。ここも盛り土でした。

写真に写る盛り土は、現在は女子サッカー専用のコートとプールになっているとのこと。

そして、ついに同じ場所からの撮影に成功した。

写真の場所を発見!
写真の場所を発見!

■何もない埋め立て地が住み良い街へ

兵動大樹さん:平成元年にはまだこのマンションしかなかった。それがもう、すごくしっかりした街になって、みんなが『住み良い』っていうね、素晴らしい街ですよ。

何もなかった埋立地が、わずか30数年で子育て世代に人気の住みやすい街へと変貌を遂げた六甲アイランド。

初めて訪れた兵動さんも、その魅力にすっかり魅了された。

(関西テレビ「newsランナー 兵動大樹の今昔さんぽ」2025年3月6日放送)

兵動大樹さん
兵動大樹さん
関西テレビ
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