Z世代の男性の間では、化粧はもう特別なことではないようです。
仕事や日常で活用される「男性コスメ」の今を取材しました。
資生堂ジャパン株式会社 ソーシャルエリアパートナー・湯田知子さん:
今日は皆さんにぜひ、化粧の力を楽しみながら体感してもらえればと思います。
神奈川・平塚市にある、葬儀に関わる仕事を基礎から学ぶことができる「日本ヒューマンセレモニー専門学校」で、この春入学した1年生の男子学生が受講していたのは葬儀の授業ではなく、身だしなみを学ぶセミナーでした。
日本ヒューマンセレモニー専門学校・米山誠一副校長:
おしゃれをちょっと間違えたり、勘違いすることがあるので、プロの方に指導してもらう。
講師は大手化粧品メーカー「資生堂」の専門美容スタッフです。
資生堂ジャパン株式会社 ソーシャルエリアパートナー・湯田知子さん:
眉は顔の額縁とも言われている、第一印象が大きく変わるパーツ。
アドバイスを受けながら、眉を整える学生たち。
清潔感を意識したヘアスタイリングについても学びます。
資生堂ジャパン株式会社 ソーシャルエリアパートナー・湯田知子さん:
ボリュームをある程度出してみせるために、後ろからワックスを髪全体にワーッともみ込んでください。
日焼け止めの必要性についてもレクチャーが行われました。
資生堂によると、男性向けの美容講座は参加者がコロナ禍前の2019年と比べ、2024年には約5.5倍に増えたといいます。
資生堂ジャパン株式会社 ソーシャルエリアパートナー・湯田知子さん:
身だしなみやメイクを、自己表現やビジネススキルの一部として捉える傾向も強くなっている。
セミナーを受けた学生からは「眉毛を塗ったり、口に塗ったリップクリームはつやが出て、すごく印象変わった」という声が聞かれました。
調査会社のインテージによると、2024年の男性化粧品市場は497億円と、5年前の約1.8倍に拡大しています。
その広がりは百貨店の売り場にもみられました。
神奈川県の百貨店「そごう横浜店」は、紳士フロアの中心に首都圏最大級の化粧品などの“トータルビューティーコーナー”を設置しました。
スキンケアや香水、ボディーケアに加え、シミやニキビをカバーするコンシーラーなど幅広く取り扱い、性別を問わず様々なブランドを試すことができ、洗い流せるシンクも完備しています。
そごう横浜店 メンズフロアチーフ・角谷真梨さん:
身だしなみに対するニーズが非常に増えているので、さらなる拡大が見込める。
時代の変化をいち早く取り入れるZ世代。
化粧は身だしなみの一つとして、ごく普通のことになっています。