4月から道路交通法が改正され、自転車への「青切符」制度が始まりました。そして同じタイミングで、車が自転車を追い抜く際の新たなルールも加わっています。
新しいルールでは、同じ方向に走行している自転車を追い抜く際、少なくとも”約1メートル程度”の十分な間隔を取ること、時速20~30キロ程度の安全な速度まで落として走行することが求められます。
これを守らず“危険な追い抜き”をした場合、違反となるおそれがあります。
この新ルール、車を運転する人はどう感じているのか?
タクシー運転手のみなさんに聞いてきました。
◆ドライバーの声「自転車の動きが読めない」
まず答えてくれたのは、25歳の新人ドライバーさんです。
「自転車の横を通るときは1メートル以上間隔を空けて通るようにはしているが、自転車の動きが予測できないので、追い抜きたいけど抜けない時が結構ある。蛇行運転みたいな感じで走っている自転車だと危ない。自転車を見ると怖いなって思うようになりました」(平岸ハイヤー運転手歴半年・25歳)
「こういう改正があったからではなく、自転車の横を通過する時は細心の注意を払うことは前からやっている」(平岸ハイヤー運転手一筋・65歳さん)
◆「逆走」「突然の横断」に恐怖
特に怖いのは、自転車のこんな運転…。
「とにかく逆走!逆走ですね。これは本当に危ない。むこう(自転車)から故意に向かってくるような感じで来る。自転車が車両だという意識がまだまだ薄いのではないか。本当に車両という位置づけなら逆走はできないはず」(平岸ハイヤー運転手一筋・65歳さん)
「子どもを乗せて車道を走る、あれが一番怖い。慎重に走っているから余計遅くなる。たまにフラつくし怖い。出てくるんだろうという走り方はしているが、それ以外で飛び出して来たらわかりません。いきなり右に曲がる自転車とかある。それは予測できない」(平岸ハイヤー運転手歴18年・60代)
タクシー運転手に聞いた「自転車の怖い運転」
取材の中でタクシードライバーに聞いた”自転車の怖い運転”は次の通りです。
▽逆走
▽ふらつき
▽一時不停止
▽突然の斜め横断
▽道路の真ん中を走る
▽子どもを乗せてふらつく
横断歩道で二段階右折をせずに突然曲がったり、周囲を確認しないまま横断したりする行為に、恐怖感を覚えるドライバーは少なくありません。
自転車に乗る側は横を通り過ぎる車が怖いものですが、運転手からしても危険な走行をする自転車は怖い存在です。車も自転車もルールを守り、思いやりを持った運転が求められます。