札幌市中央区のサクラの名所・円山公園。
かつては花見でジンギスカンやバーベキューを楽しむのが風物詩でした。
しかし、コロナ禍で一転。
2026年の花見でも火気の使用は禁止となっています。
火を使わない飲食は可能ですが、全国では気になるニュースが。
「満開のサクラの木が並んでいるんですが、奥にブルーシートが見えます。根元から折れてしまっているようです」(ニュースのリポーター)
この春、各地で相次いでいるサクラの倒木です。
東京都世田谷区では倒れた木の下敷きになり、ケガをする事故も起きました。木の老朽化や強風が原因と見られています。
円山公園ではどんな対策をとっているのでしょうか。
「3月に全部の木の調査をして、現時点では立ち入り禁止や緊急伐採は必要ない。サクラに限らず強風や大雨のあとには、年数のたった木には近寄らないようにすると安全に楽しんでもらえる」(札幌市公園緑化協会 金本佳久さん)
危険な枝を切ったり、仮設トイレの設置をしたり、花見に向けた準備を進めていますがサクラの開花は想定より早まりそうです。
「4月25日から花見期間を予定をしていたが、前倒しの対応をする必要がある。てんてこ舞いで作業している」(金本さん)
円山公園のサクラは現在約120本。
昭和初期に本格的な植樹が始まり、最盛期には180本ほどあったといいます。
近年、その数が減っています。
「病気や害虫などに弱い木なので、本数が減っている」(金本さん)
保存活動も始まっています。
2024年には市民からエゾヤマザクラが寄付され、植樹しました。
「高さ3メートルくらいの苗木だったが、今は5メートル近くまで育っている」(金本さん)
樹齢5年のまだ若いサクラで、今まで花をつけたことはなかったとみられます。
しかし、今シーズンは。
「つぼみがついていて、咲くと思う。大きく枝が張るには10~15年かかるが、花を楽しめる状況にはなっている」(金本さん)
初めて咲く花を見ることができるかもしれません。
札幌市内のデパートでは、花見にぴったりの弁当やスイーツのフェアが始まっています。
「例年よりもかなり早く開花予想が出て、出かけたいという気持ちが高ぶっていると感じる」(大丸札幌店 成田 辰徳さん)
青果店が手がけるサンドイッチ店では、新鮮なイチゴやバナナなどフルーツいっぱいのサンドイッチが人気です。
片手で食べ歩きできるのが花見にぴったりです。
「彩りが良く出かけるときに持っていきたくなる弁当や、パン、サンドイッチを用意している」(成田さん)
懐石料理で名高い老舗の花見弁当も春色がいっぱいです。
特に、デザートに注目です。
「上には小豆とゆり根の花びらをあしらい、本体は上層がサクラゼリーで下層がサクラプリンの二層構造になっている」(なだ万厨房 横田 裕紀さん)
サクラの香りが口の中に広がり、花見気分も高まります。
待ちに待った、北国の春の訪れ。
存分に楽しみましょう。