春は火災が多い季節、当時の市街地の3分の2を焼き尽くした「鳥取大火」も74年前の4月に発生しました。
この節目にあわせて、鳥取在住の歌人がふるさとで起きた大火の惨状をつづった日記が、鳥取市の県立公文書館で初めて公開されています。
日記より:
「劫火と云ふか、筆舌に表現できない物凄さ、悪魔が荒れ狂っている様であった」
戦後間もない1952年、昭和27年4月17日に発生した鳥取大火。
燃え盛る鳥取の街並み、そして立ち上る炎や黒煙をみた歌人・下田一清が書き留めた日記の一文です。
鳥取市の県立公文書館で開かれている企画展「下田一清が見た鳥取大火」。
大正から昭和にかけて活躍した、鳥取市出身の歌人・下田一清が残した初公開の日記など、鳥取大火について記録した貴重な資料15点が紹介されています。
日記は2025年7月に親族が県に寄贈、そこには大火の当日、下田が見た燃え広がる火の凄まじさや焼け跡を見たときの心境が赤裸々につづられています。
また会場には、下田が日記に残した場所の当時の写真を展示。下田をはじめ、市民が当時、感じた災害の衝撃が伝わってきます。
鳥取県立公文書館・茶谷里枝さん:
実際見たそのままを表現しているところが見どころとなっている。こういった大火を経て今の鳥取市ができあがっているということを、大火を知らない方にも知っていただく機会になると思う
この企画展は、4月28日まで鳥取市の県立公文書館で開かれています。