名古屋市が運営する名古屋城や東山動植物園の入場料などの値上げが19日、議会で可決されました。市民劇団などが活動するホール使用料などの値上げも決まり、関係者からは困惑の声も上がっています。

 19日の名古屋市議会。市が運営する752施設の使用料の値上げが可決されました。

 東山動植物園では今年10月から、大人1人の入場料が500円から800円に300円値上げされます。

 名古屋城も500円から1000円と、2倍の値上げ。さらに、瑞穂公園の陸上競技場、レゴランド隣の金城ふ頭の駐車場も大幅に値上げされます。

 今回の値上げで困惑するのは…。

劇団名古屋の谷川伸彦代表:
「何でこんなに上げるんだっていう感じですね。納得いかないというか、本当に文化の衰退といいますか」

 年に2回公演を行う市民劇団・劇団名古屋は、今年も6月と11月に市の施設を利用した公演を予定していますが、東区の芸術創造センターは土日のホール使用料が1日14万円が19万9千円と、およそ6万円も値上げになります。

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劇団名古屋の谷川伸彦代表:
「チケットの値上げも考えていかないといけなくなってしまいますので、でないと劇団の財政が逼迫してきたりという状態になってしまいますね」

 市内でアーティスト活動やボイストレーニングの講師を務める白樺八青さんも、値上げの影響を危惧します。

白樺八青さん:
「(値上げも)分かるんですよ、財政って一筋縄ではいかないし。『不要不急なのかな、私たちって』とか『あまり一般の方には必要ないのかな』って」

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 一方で、市議会から大幅な値上げに待ったがかかったところもあります。

 東生涯学習センターの駐車場の料金は、名古屋市が提出した条例案では、300円から1100円へと大幅な値上げが予定されていました。しかし、市議会で見直しを求める声が相次ぎ、利用料金の上限を500円とするなどした修正案が提出されました。

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 今回の大幅に値上げについて、広沢市長は「名古屋は動物園も城も安く抑えてきた。改定にあたってそこでの伸び幅が大きく見えるが、他城郭と比べて突出して高くなったわけではない」としています。

東海テレビ
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