長野県松本市の梓川高校の生徒が、新しい市役所の庁舎に展望スペースを設け、訪れた人に開放するよう求める請願を出し、3月9日の市議会特別委員会で採択されました。突き動かしたのは、眺望の良さを多くの人に知ってもらいたいという思いです。

3月9日に開かれた松本市議会の新庁舎に関する特別委員会。

市内の高校生があるアイデアについて説明しました。

梓川高校3年・粟津原輝さん:
「市民や観光客が景色を楽しめる展望スペースを設け、土日祝日や夜間にも一定時間開放することだと考えました」

計画が進む新庁舎に、展望スペースを設けて訪れる人たちに開放するというアイデアです。

考えたのは、梓川高校3年生の粟津原輝さんと青山愛紀さん、降幡玲央さんの3人。

きっかけは、2年生の時、高校と市議会の交流事業の一環で、今の市役所にある展望室を訪れたことでした。

梓川高校3年・粟津原輝さん:
「第一に松本城が堪能できる。北アルプスや美ヶ原高原を眺めることができるのも魅力。その存在が知られていないということに気づき、もっと多くの市民に知ってもらうために」

ちょうどそのころ、新しい庁舎の計画が進んでいることも知った3人。

2月には、新しい庁舎に学習や飲食もできる展望スペースを設け、観光客にも楽しんでもらえるよう土日祝日や夜間も開放することなどを求めた請願書を市議会に提出しました。

3月9日の特別委員会では、議員から質問も―。

市議会議員:
「皆さんがイメージする展望室はどういった場所?」

梓川高校3年・粟津原輝さん:
「とにかく憩いの場となればと考えています」

自分たちの思いをしっかりと言葉で説明しました。

議会:
「採択するものと決するものにご異議ありませんか」
「異議なし」

3人の請願は全会一致で採択されました。

梓川高校3年・粟津原輝さん:
「気持ちよかったです」

16日の市議会本会議でも採択される見通しです。

4月から市内の大学に進学する3人。今回の経験は大きな自信となったようです。

梓川高校3年・降幡玲央さん:
「自分たちが提案した内容を含めた上で、計画が進んでくれたらうれしい」

梓川高校3年・青山愛紀さん:
「頑張ってきた努力がここで反映できてよかった。もしも新庁舎が建ったら、僕たちが提案したんだとアピールするつもり」

長野放送
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