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プレスリリース配信元:日本医療政策機構(HGPI)

医療の質維持か、自己負担の抑制か? 「医療サービス維持のための自己負担増はやむなし」が49.1%で最多

特定非営利活動法人 日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)(所在地:東京都千代田区、代表理事・事務局長:乗竹 亮治)は、全国の20歳以上の男女1,000名を対象に実施した「2026年 日本の医療に関する世論調査」の結果を公表しました。

当機構では、国民が求める医療や医療政策の課題について、2006年から継続的に世論調査を行っています。本調査はすべて当機構が独自に課題を選定して実施しており、これまでに医療の満足度やグローバルヘルス、生成AIの医療分野での活用など、国内外の重要な医療政策課題に関する調査を行ってきました。 今回の調査では、これまで同様に医療の満足度について尋ねるとともに、新設した調査項目から、健康管理と医療のかかり方、セルフメディケーションの受け止め、医療制度の将来像に関する国民の意識を調査しました。



■調査概要

対象:20歳以上の日本在住の男女
形式:オンライン調査
合計配信数:33,985
回収数:1,587(回収率4.66%)
有効回答数:1,000(有効回答数が1,000に到達した時点で終了)
調査期間:2025年12月26日から2026年1月5日
サンプリング:地域、年齢階級、性別により調整

■調査項目

1 対象者 
2 基本項目
3 医療の満足度(2006年より実施)
4 健康行動・利用行動(新設)
5 健康に関する意識・価値観(新設)
6 医療制度に関する将来の展望(新設)

■主な調査結果

7割が医療・医療制度全体に満足
- 7割が「診断・治療等の技術の質」、「医療の安全性(医療の事故防止)」、「医療機関や治療方法についての情報」、「治療方針への患者自身の意見の反映」の項目について「満足」または「大いに満足」と回答した
- 一方で、「制度決定への市民参加の度合い」のみ「満足」と「大いに満足」の回答が4割を下回っていた





8割が「健康の維持や病気の予防のために、健康管理を自分自身で取り組むべき」と回答した一方で、過去1年間に健診を受けたと回答した人は6割にとどまる
- 7割の人が、過去1年間で健康管理(食事、睡眠、運動など)に「非常に気をつけていた」または「やや気をつけていた」と回答した
- アプリや手書きなどで自分の健康データを記録している人が4割。活用目的は、「自分の体の状態把握」、「日々の生活習慣の見直し」、「診察時に医師へ共有」の順に多い





医療サービスにおける給付と負担の将来像については、5割が「受けられる医療サービスを保つために、一人ひとりの負担が今より増えても仕方ない」と回答
- 望ましい負担増の方法は「窓口負担」が最多で、次いで「健康保険料」となった
- また、定期的な通院の有無別に比べると、定期的な通院をしている人の6割、通院をしていない人の4割が、「受けられる医療サービスを保つための負担増は仕方ない」と回答した








今後、医療サービスが縮小される場合、優先すべきは「ジェネリック医薬品の利用促進」、「低価値医療の制限」が上位
- 医療サービスにおける給付と負担の将来像について「一人ひとりの負担を増やさないために、受けられる医療サービスが下がっても仕方ない」または「一人ひとりの負担を今より減らすために、受けられる医療サービスは下げたほうがよい」と回答した人のうち、医療サービスが縮小される場合に優先されるべき対応として、「処方薬について、高価な先発品を制限し、ジェネリック医薬品の利用を促す」が5割で最多。次いで「病状を良くする効果が乏しい治療(例:風邪への抗菌薬など)を制限する」が3割だった
- 一方で、「市販薬と似た効果がある処方薬について、医療保険の補助の対象から外し、全額を患者負担にする」は2割にとどまった





将来、「かかる人は少ないが、医療費が高額になりやすい病気」への補助をより優先すべきが7割を占めた
- より優先して補助を残すべき対象として、「がんや希少疾患など、かかる人は少ないが、医療費が高額になりやすい病気」と回答した人が7割である一方、「生活習慣病や風邪など、多くの人がかかるが、医療費が比較的安い病気」は3割にとどまった
- またこの回答割合は、定期的な通院の有無別に比べても同様であった




調査結果の詳細はこちら
調査方法及び結果の詳細については、日本医療政策機構のウェブサイトをご覧ください。

■日本医療政策機構とは:
日本医療政策機構(HGPI: Health and Global Policy Institute)は、2004年に設立された非営利、独立、超党派の民間の医療政策シンクタンクです。市民主体の医療政策を実現すべく、独立したシンクタンクとして、幅広いステークホルダーを結集し、社会に政策の選択肢を提供してきました。特定の政党、団体の立場にとらわれず、独立性を堅持し、フェアで健やかな社会を実現するために、将来を見据えた幅広い観点から、新しいアイデアや価値観を提供しています。日本国内はもとより、世界に向けても有効な医療政策の選択肢を提示し、地球規模の健康・医療課題を解決すべく、これからも皆様とともに活動を続けていきます。

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