NPB(日本野球機構)が2024年のプロ野球日本シリーズで取材パスをフジテレビから没収したことを巡り、公正取引委員会は独占禁止法違反に当たる恐れがあるとして、警告を出す方針を固めたことが分かりました。
NPBは2024年、日本シリーズの中継と同時間帯にフジテレビがメジャーリーグ・ワールドシリーズのダイジェストを放送したことを問題視し、日本シリーズの取材パスをフジテレビから没収していました。
関係者によりますと、こうした行為は独占禁止法が禁じる「取引妨害」にあたる恐れがあるとして、公取委は近くNPBに対し、再発防止を求める警告を出す方針を固めたということです。
NPBは警告案の通知を受けていることを認めた上で、「警告の前提となる事実認定や評価に重要な誤りがあり、法解釈としても疑義があるなど、当機構としては受け入れがたい」などとコメントしています。