北海道旭川市で2021年、女子中学生(当時14)がいじめを苦に自殺し、遺族側が市に1億1500万円の損害賠償を求めた裁判で、市は1月26日、損害賠償金として7000万円を支払い和解する方針を固めたことが分かりました。
当時中学2年生の広瀬爽彩さんは旭川市の公園で凍死した状態で見つかりました。その後、市が設置した再調査委員会でいじめと自殺との因果関係を認めました。
これを受け、遺族側は2025年2月、市が適切な対応を怠ったとして旭川地裁に提訴していました。
訴状などによりますと、遺族側は学校や市教委がいじめやその可能性を認識しながらも本人側の問題として責任転嫁し認知することを回避したなどと主張。一方、市側はいじめを把握した時期や学校の対応など一部の事実関係などを争う方針をみせていました。
2025年6月に初弁論を迎えた裁判は、その後非公開による手続きが行われていました。関係者によりますと、旭川地裁は1月26日、双方に和解を勧告し、市は損害賠償金として7000万円を支払い和解する方針を固めた事が分かりました。和解に向けて、市は2月の定例市議会に関連議案を提出するということです。
和解案の提示を受けて、旭川市の今津寛介市長は「この度、いじめの重大事態に係る損害賠償請求訴訟につきまして、裁判所から和解案が提示されました。真摯に受け止めて対応してまいります」とコメントしています。