茨城・水戸市でネイリストの小松本遥さん(31)が殺害された事件。
逮捕された元交際相手の大内拓実容疑者(28)のストーカー行為とみられる行動が明らかになる中、新たな事実が。
小松本さんの自宅にあったぬいぐるみの中から、スマートフォンで位置を特定できる紛失防止タグが見つかっていたことが分かりました。
2025年の秋ごろから、小松本さんの知人に自宅の場所を聞き回るなどの行為に及んでいた大内容疑者。
ストーカー行為を警戒していたとみられる小松本さんのもとに、どのような方法で紛失防止タグ入りぬいぐるみは送られたのでしょうか。
捜査関係者によりますと、ぬいぐるみはまず小松本さんの実家に懸賞当選者へのプレゼントであるかのように装って届けられていたといいます。
その後、詳しい経緯は不明ですが、事件後に小松本さんの自宅で発見されました。
ぬいぐるみに入っていた紛失防止タグは、大内容疑者のスマートフォンで位置情報が確認できる状態だったということです。
財布やかばんなどに取り付けることで、なくした際に役立つとされる紛失防止タグ。
悪用の被害を防ぐには、どのようにすればいいのか。
ITジャーナリストの成蹊大学・高橋暁子客員教授は、ぬいぐるみなどの中に仕込まれた場合、発見は難しいといいます。
ITジャーナリスト 成蹊大学・高橋暁子客員教授:
すごくフカフカした大きめのぬいぐるみの真ん中辺に置かれると、(触っても)なかなかわからない。小さな500円玉が入っているかどうかを確認するレベルなので、触るだけじゃたぶん難しい。
そのため、「不審な贈り物の受け取り拒否も必要」としつつ、自らのスマートフォンでの事前設定も重要だといいます。
ITジャーナリスト 成蹊大学・高橋暁子客員教授:
iPhoneの場合は、「位置情報サービス」と「iPhoneを探す」と「Bluetooth」と「トラッキング通知の通知の許可」をONにしておくと、(未設定のタグが近づくと)「不審な位置情報タグが見つかりました」と通知が来る。Androidも不明なトラッキングアラートというのが初期設定で有効になっているので検知可能。
紛失防止タグの悪用を巡ったストーカー行為は増加していて、悪用を規制することを盛り込んだ法改正が行われたばかりです。
警察は、大内容疑者が小松本さんの居場所を探るためにぬいぐるみを送った可能性があるとみて調べています。