最後尾から階段の上まで続く長い行列。
集まった人たちのお目当ては、編み物に使う毛糸などがお手頃価格になった手芸用品のセール販売会です。

東京・中野区で22日までの2日間開催された「手芸祭」。

毛糸5玉セットは通常価格4400円が2470円に。
カラフルな毛糸が4950円が3460円になるなど、ほぼ全ての商品が3割から4割ほど安くなっていて、会場には多くの編み物ファンが集まりました。

2年ほど前から続いている編み物ブーム。
「時間を忘れて集中できる」「デジタルデトックスできる」など、編み物にハマる人たちが増えています。

一方で、編み物に欠かせない毛糸は物価高の影響で徐々に値上がりしていて、編み物ファンはこうしたセールを待ち望んでいたといいます。

手芸祭に訪れていた女性は、「(毛糸の価格)年々上がってる気がします。600円ぐらいの毛糸が800円とか。だからこういうセールはとても大切。うれしい。シルクの毛糸も安くなっているので、いつもは(高くて)買わない物を買う」と話しました。

この女性は編み物歴7年で、お孫さんのために帽子と服を編むほどの腕前。
持っていたバッグも手編みだといいます。

編み物歴7年の女性:
(Q.自作の物を持ち歩くのは楽しい?)そうなんです。趣味です!

一方、自分で編んだというショールを身に着けていた編み物歴2年の女性。
お手頃価格となった毛糸に大満足です。

編み物歴2年の女性:
1700円とかするのが1000円ぐらいで買えた。「こんな金額で買えるの?」みたいな感じで買わせてもらった。

一方、別の女性が購入していたのは、ベストの手編みキットや子ども用の毛糸、ウールの毛糸など。
編み物は妊娠中に始めたということで、現在は生まれた子どものためにカーディガンを編んでいるといいます。

女性は、「(子どものためだと)モチベーションが上がるので、写真いっぱい撮ったりするのが楽しみで作ってしまいます」と話します。

多くの編み物ファンが集まり大盛況となった、今回のセール。
主催者の思いは…。

日本ヴォーグ社・舟生健一さん:
僕自身も編み物するんですけど、編み物好きの人とか毛糸好きの人が集まる場所ってそんなにないと思ってるので、そういう人たちが集まれる場ができたことがうれしい。

「手芸祭」は次回、同じく東京・中野区で3月に開催される予定です。