佐賀広域消防局は、吉野ヶ里町内で救急要請があったにも関わらず、隊員が訓練をしていて、出動が遅れたことを明らかにしました。


佐賀広域消防局によりますと、24日午前9時30分ごろ、吉野ヶ里町内で救急要請があり、吉野ヶ里出張所に出動指令が出されました。しかし、勤務中だった3人の職員が消防車内での訓練を行っていて、出動指令が聞こえず出動しなかったということです。職員らは、火災が起きた場合などに位置情報を映し出すナビゲーションを使った訓練をしていて、エンジンをかけ、窓を閉めた状態だったということです。

通常は119番通報から1分前後で出動しますが、9分後に神埼消防署の救急隊員が出動しました。消防によりますと、1人を搬送し、容体が変わるなどの影響はなかったということです。

村上正局長は、「このような事案が発生したことを重大に受け止め、消防局全体で再発防止の徹底に努めてまいります」とコメントしました。

サガテレビ
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