B1第16節。前節のアルバルク東京戦で連敗を喫したレバンガ北海道は24日、北海きたえーるで秋田ノーザンハピネッツと対戦。90-79で勝利し、連敗を止めてクラブ最速の今季20勝目を挙げました。
第1クォーターは開始早々、富永啓生選手が2つのファウルを取られてベンチに下がるなど、リズムに乗れない場面もありました。それでもドワイト・ラモス選手や島谷怜選手の速攻と3ポイントシュートで流れを引き寄せると、終盤はケビン・ジョーンズ選手の連続得点で引き離し、32-25とリードします。
続く第2クォーターは、「チームに迷惑をかけた分を取り返すという気持ちで入った」と語った富永選手が7得点を挙げ、攻撃を牽引しました。関野剛平選手も攻守で見せ場を作るなど、20-14。前半を終わって52-39とリードを広げました。トーステン・ロイブルヘッドコーチは失点を14に抑えた事について、「相手をリズムに乗せないために、さまざまなディフェンスのバリエーションで対応した結果」と振り返りました。
第3クォーター終了時点で15点差をつけて第4クォーターへ。しかし、秋田の3ポイントシュートで追い上げられ、一時は8点差まで詰め寄られます。それでもジョーンズ選手の3ポイントシュート、富永選手のパスからジャリル・オカフォー選手がダンクを決めるなど、再び突き放しました。試合は90-79で終了し、レバンガは26試合目で20勝に到達。ホーム戦は9勝1敗とその強さを示しました。
この試合、チーム最多19得点でMVPに選ばれたキャプテンのジョーンズ選手は、前日にチーム内で行ったクリスマスプレゼント交換会に触れ、「チームのブーストにもなると思いましたし、自分自身アメリカに家族がいる中で、このチームメイトが、僕の家族の一員なので、みんなでプレゼント交換をして楽しい行事になるのかなと思ってやりました」と述べました。さらに、「クリスマスイブで、ファンの皆さんにもいいプレゼントになりました。僕たち自身もこの勝利にうれしく思っています。京都戦が2試合あるので、そこに向けてしっかり準備していきたいです」と約5500人のブースターに呼びかけました。
レバンガ北海道は、27日と28日に京都ハンナリーズを迎え、今年最後の2連戦に臨みます。両日ともバレーボールSVリーグのヴォレアス北海道との同日開催となります。