2022年、鹿児島県指宿市のホテルで福岡県の女子大学生がプールで溺れ、亡くなった事故を巡り、遺族がホテル側に損害賠償を求めた裁判で、ホテル側に約8000万円の支払いを命じる判決が23日確定しました。

訴状などによりますと、この事故は、2022年7月、指宿市にある指宿シーサイドホテルでプールの深みにはまり、溺れた妹を助けようとして、当時21歳の女子大学生が死亡したものです。

福岡地方裁判所は、プールの水深が1.3メートルから2メートルに急激に変化する構造になっていたことや、浮き輪などの救命胴衣が置かれていなかったことなど、ホテル側の安全管理措置の不備が原因だったして、12月2日、ホテル側に約8000万円の支払いを命じる判決を言い渡していました。

控訴状の提出期限は22日までで、ホテル、原告、双方からの提出はなく、23日判決が確定しました。

指宿シーサイドホテルは判決について「担当者が不在のためコメントを差し控える」としています。

鹿児島テレビ
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