串間市の官製談合事件を巡る事件の裁判で、元副市長に無罪が言い渡されていた一審判決に対し、宮崎地検は24日付けで控訴しました。

串間市の元副市長 福添忠義被告は、2023年、市が発注した工事の設計業務委託をめぐる指名競争入札で、特定の設計事務所に有利な「指名業者リスト」の作成に関わったなどとして、官製談合防止法違反などの罪に問われていました。

12月10日の一審判決で宮崎地裁は「被告には故意及び共謀は認められない」などとし、福添被告に無罪を言い渡しました。

これに対し宮崎地検は24日 福岡高裁宮崎支部に控訴。
理由については「第一審の判決内容と証拠関係等などを精査検討し、上級審で判断を仰ぐのが相当と判断した」とコメントしています。

控訴を受けて福添被告の弁護士は…

(福添被告の弁護を担当 前田裕司弁護士)
「彼(福添被告)としては確定することを期待していたので、非常に残念だということは言っていましたね」
「福添さんの体調や年齢を考えるとここで確定してほしかったなというのは弁護についていて思いますね」

テレビ宮崎
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