新潟県やJAなどで作る県農業再生協議会は11月25日、来年度の県産米の目標生産量などを決定しました。
【県農業再生協議会 石井章 会長】
「(今年度は)豊作基調だったことから、主食用米の前年実績を大きく上回る生産量となる見込み」
県やJAなどで作る県農業再生協議会は25日、来年度の県産米の生産目標などについて協議しました。
今年度、生産現場では価格が高騰する主食用米の生産意欲が高まり、作付面積は昨年度よりも7200ヘクタール増え、約10万8600へクタールに。結果として収穫量も4万5100トンの増加となりました。
ただ、来年度の生産目標は今年度の生産実績である58万9000トンから約2万7000トン減らして56万2000トンとなりました。
政府が増産から需要に応じた生産に舵を切っているほか、今年度は在庫が大きく積み上がる懸念も出ていることから、協議会も需給見込みを試算し生産目標を立てたということです。
【県農業再生協議会 石井章 会長】
「きょう決めていただいた生産目標をしっかりと守って実施していく」
また、加工米などの非主食用米については安定供給のため生産の維持・拡大を目指す方針です。