延岡市の小学校では、地元の高校生による防災の授業が行われました。
防災の授業を行ったのは、延岡工業高校土木科の3年生のうち、課題研究で防災に取り組む4人です。
12日は、海岸から直線距離でおよそ350メートルの位置にある延岡市立緑ヶ丘小学校の3年生を対象に、新聞紙を使ったスリッパづくりや防災クイズを行いました。
クイズでは、「津波が来たら、遠くに逃げるか高いところに逃げるか」など避難する時の注意点を出題しました。
(児童)
「防災のことが知れてうれしかったし、スリッパを作って楽しかった。お兄ちゃんやお姉ちゃんたちから教えてもらったことを生かして、自分の命を守りたい」
(延岡工業高校の生徒)
「南海トラフ地震などが起きると想定されているので、少しでもきょう学んだことを生かしてほしいと思います」
授業を行った生徒たちは地域の避難経路図を作成し、150世帯に配布するなどの防災活動も行っているということです。