6日は季節外れの暑さとなりましたが、そんな日にぴったりのスイカの話題です。

10月にライブニュースでお伝えした鹿児島県枕崎市の「ど根性スイカ」が成長し、6日、収穫されました。

気になるそのお味は?

枕崎市桜木町の歩道の一角。

人々が見つめる先にあるのは、建物のコンクリートから芽を出して成長した「ど根性スイカ」です。

ど根性スイカを見守る・永江久幸さん(81)
「大きくなって。何も肥料はやらないのにこんなに大きくなった」

うれしそうに話すのは永江久幸さんです。

2025年9月、永江さん夫妻が営む、さつまあげ店のコンクリート部分からスイカの芽が出ているのを発見。

枕崎のど根性スイカとして、10月23日のライブニュースで放送しました。

そのときは直径約16センチの大きなスイカ1玉と、横に小さな赤ちゃんスイカが3つでしたが…。

2週間経つと、一回り以上大きくなっていました。

永江さん
「これを持って行ってかぶせて、夜は」

カラスやタヌキの被害にあわないよう、毎晩ザルをかぶせてスイカを守ってきたという永江さん夫妻。

ど根性スイカは地元でも話題になり、6日は近所の人たちも集まり、一番大きなスイカを収穫しました。

さっそく包丁で切ってみると…

赤く色づいたスイカに拍手が沸き起こります。

一口サイズに切り分け、みんなで試食することに!

そのお味は?

地元の人
「おいしい!甘いです」
「おじちゃんとおばちゃんの愛情がこもったおいしいスイカでした」

妻・ツヨ子さん(77)
「うんまかど!」

永江久幸さん(81)
「最高!」

夏のような日差しが照りつける中、みずみずしく甘いスイカに舌鼓を打ちました。

ツヨ子さん
「またできたら食べます。きょう食べられなかった人に食べさせます」

思わぬところから芽を出し、ぐんぐん成長した「枕崎のど根性スイカ」。

残る3玉も無事に収穫できるように、みんなで見守っていくそうです。

鹿児島テレビ
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