インバウンドの富裕層の誘致につなげようと、小型ジェット機を移動に使って大分県内を満喫できる旅行プランの販売が始まりました。
「大分での新しい旅のカタチ」をテーマに誕生した旅行プラン。東京の企業「ジャパンチケット」が県などと連携して販売を始めたものです。
最大の売りは6人乗りの小型ジェット機「ホンダジェット」をチャーターできること。大分空港と定期便がない県外の空港との間も結ぶことができます。さらに…
◆TOS山路謙成記者
「これから客を乗せた送迎者がジェット機のすぐ横までやってくる」
送迎の車が機体に横付けするため、陸の移動もスムーズに県内での旅行を楽しむことができます。
宿泊場所はミシュランガイドで2つのミシュランキーを獲得している湯布院の高級ホテル「ENOWA YUFUIN」。
こちらではシェフが監修する農園に出向き、夕食で振る舞われる野菜を自ら収穫する体験や、由布院盆地を一望しながら温泉に浸かることもできます。
ここを拠点として行き先のカスタマイズもできるということです。
この旅行プランの販売は6日から始まりましたが、テストプランとして一足早く県内での旅を楽しんだ台湾からの旅行客は満足した様子でした。
◆台湾からの観光客
「空港で大行列にならなくてもすぐに小型ジェットに乗ってほかのところに行ける特別アクセスなのでとてもいい」
◆台湾からの観光客
「今回宿泊したENOWAはファームテーブルというコンセプトに非常に感銘を受けてとてもいいサービスを受けたのでまた来たい」
料金はモデルプランの2泊3日の行程で1人あたりおよそ185万円からとなっています。
優雅で特別な旅ができることから、富裕層のインバウンドの県内への誘致に期待が寄せられています。