いりこやねり製品など、県内の優れた水産加工品を選ぶ品評会が長崎市で開かれました。
工夫を凝らした未利用魚を使った加工品も。
品評会は県内の水産加工品の品質の向上などを目的に県が毎年開いていて、6日は生産者や流通業者などが210商品の味や見た目などを評価しました。
審査員(デザイン会社経営)
「そのものがおいしいので(良さを)引き出すネーミングや、包材の選び方(をチェックしている)」
審査員(かまぼこ製造業)
「柔らかいかまぼこが人気で、こんなのが需要があるかなと」
最近は手軽さがウリのレトルト商材が増える一方、あまり食卓に並ばなかった“ある魚”を使った水産加工品も登場しています。
KTN記者
「これまで市場には出回らなかった『ヒゲソリダイ』という魚を使ったフライです。適度に身に弾力もあって、他の白身魚と何ら遜色ありません」
さらに、あの「海のやっかいもの」も・・
KTN記者
「磯焼けの原因となっているガンガゼウニを使ったうにみそです。しっかりとウニの味、甘みとコクもあってお酒のピッタリです」
県水産部水産加工流通課 鈴木正昭 課長
「未利用魚をなんとか付加価値をつけて加工品にしてという要望もある中で」「工夫を凝らしてニーズに合わせた商品を作っている表れ」
品評会の上位2商品は県の代表として、2026年に東京で開かれる農林水産祭に出品されます。