県は、クマの目撃情報が2000件を超えたとホームページで発表した。過去最多だった2020年と比べて、3倍近い目撃件数となっている。
県のみどり自然課によると、クマの目撃件数は10月から急激に増えていて、11月2日現在で2103件に及んでいる。
これは、県がクマの目撃件数の調査を開始してから一番多かった2020年の795件と比べて3倍近い数字となっている。
2025年は10月だけで748件のクマが県内で目撃されていて、県民に警戒を呼びかけている。
また、川西町西大塚の住宅の敷地内で6日朝、歩くクマ1頭の姿を住民が撮影した。
このクマによる被害は確認されておらず、通報を受けて猟友会が現場に向かい空砲を放ったものの、姿は確認できていないという。
川西町は、「足跡は見つかっているものの個体は確認できていない。今後も警戒を続ける」と話している。