鹿児島県内に住む70代の女性が「海外に移住して生活するための資金作り」などと投資を勧められる「SNS型ロマンス詐欺」の手口で約2800万円を騙し取られる被害にあいました。
県警はSNSで知らない相手からの友だち追加やメッセージに安易に応じないよう呼びかけています。
県警によりますと、県内に住む70代の女性は、2025年5月下旬から8月下旬にかけて、SNSで知り合った「伊藤」と名乗る男からLINEで「投資で成功した」「一緒に海外で暮らすための資金を作ろう」などと投資を持ちかけられました。
その後、女性は男が紹介した投資サイトに10万円を投資したところ、数日後に12万円に増えたことから、あわせて5回、総額約2800万円を振り込みました。
9月中旬に男と直接会う約束をしていたものの会えなかったことや、投資した分の金を引き出そうとした際に、手数料1000万円を要求され詐欺に気づいたということです。
県警はSNSで親密な関係を装って金銭をだまし取る「SNS型ロマンス詐欺」が多発しているとして、知らない相手からの友だち追加やメッセージに安易に応じないように呼びかけています。