北朝鮮の元ナンバー2、金永南氏の葬儀が5日、平壌で営まれたと北朝鮮メディアが報じました。
6日付けの労働新聞は北朝鮮の平壌で5日、金永南氏の葬儀が営まれ、金正恩総書記が参列したと写真付きで伝えました。
金永南氏は、金日成主席の時代から3代にわたり北朝鮮の外交を担い、2002年には訪朝した小泉総理大臣を平壌国際空港で出迎えました。
また、2018年の平昌オリンピックでは北朝鮮代表団を率いて韓国を訪れ、文在寅大統領と会談しました。
北朝鮮メディアによりますと、金永南氏は3日、多臓器不全のため97歳で死去したということです。
南北関係に関わってきた人物でもあり、韓国の元政府高官らが弔問を希望していますが、北朝鮮側はこれまで反応を示していません。