今年も残り2カ月を切り、新潟市のデパートには11月5日、お歳暮のギフトコーナーが開設されました。今年はお歳暮として初めて防災食のセットが登場するなど相手を思う商品が並んでいます。
午前10時の開店前、従業員の元気なかけ声で開設された新潟伊勢丹のお歳暮ギフトセンター。
約2000点が並ぶ中でも、力を入れるのは県産の商品です。
【松村道子キャスター】
「毎年の人気を受け、品数を増やしたのがルレクチエです。三条市、新潟市、加茂市など様々な農園のルレクチエが並んでいます」
提携する生産者を去年までの10から14に増やし、品揃えを強化しました。
また、南魚沼市で養殖されたスッポンの鍋セットや酒粕や米麹を使って漬けた魚と肉など、県内企業とタッグを組んだ商品も目を引きます。
【松村道子キャスター】
「今年、初登場となるのが新潟産の食材を使った防災備蓄食のセット。大切な人にお歳暮で安心を届けます」
防災意識の高まりを受けて企画された商品で、県産コシヒカリのおかゆや保存水などが入っています。
高騰が続くコメは去年よりも1.5倍~1.8倍の価格となっていますが、数は十分に確保しているということです。
物価高が続く中、お歳暮全体への影響はあるのでしょうか。
【新潟伊勢丹 三崎敬 店長】
「物価の高騰など経済状況を鑑みると、送料などを考えながら慎重にお品物を選ばれているという特徴がある」
それでも訪れた人はお歳暮を贈る喜びを感じているようです。
【訪れた人】
「やはり、おいしいもの。食べ物(にしたい)と思っている」
こちらの女性は親戚の好みに合わせ、事前に商品を決めてきたそうで…
【訪れた人】
「(親戚とは)ご無沙汰しているので、こういうときに『届いた』という言葉が聞ける」
【新潟伊勢丹 三崎敬 店長】
「一年間のお客様同士の感謝の気持ちをしっかりとお届けする『ありがとう』『翌年もよろしくお願いします』という気持ちをしっかりと届けられるようなお歳暮ギフトにしていきたいと思っている」
新潟伊勢丹のギフトセンターは12月15日まで開設されています。