クマの目撃で再び立ち入りが規制された秋田市の千秋公園で、5日もクマの目撃が相次ぎました。秋田市はさらに箱わな1基を追加して警戒を続けています。
千秋公園は、相次ぐクマの目撃により10月26日から1週間以上にわたって立ち入り規制が続き、成獣のクマ2頭が駆除され、4日午前9時半ごろに規制が一時解除されました。
しかし、4日正午前に体長約50センチのクマの目撃情報が寄せられ、千秋公園は再び封鎖されました。
そして5日もクマの目撃情報が相次ぎました。午前6時半ごろ、千秋公園に隣接する秋田令和高校の裏門近くでクマ2頭の目撃が寄せられたほか、午後0時半ごろにもあきた芸術劇場ミルハス横の内堀でクマ2頭が目撃されるなど、合わせて3件の情報が寄せられました。
秋田市は4日から箱わな1基を設置していましたが、5日午後、新たに米ぬかや蜂蜜を入れた箱わな1基を追加で設置しました。
これまでにクマが箱わなに入ったという情報は入っていません(5日午後6時時点)。
一方、5日午前11時半ごろ、能代市向能代の住宅敷地内の鳥小屋で、鶏がクマに襲われているのが見つかりました。
能代市は午後1時過ぎ、緊急銃猟を実施し、体長1.5メートルほどの成獣のクマ1頭が駆除されています。